神川輪業ブログ

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神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!

「爪切り」を探しています。

人間用ではなくてインコ、文鳥用に使えるやつ。

今までは人間用の爪切りを使用していましたが、

獣医さんがニッパーみたいな形状の爪切りを使用していたので

そっちの方がカットしやすそうだな~と思い色々物色中です。

 

 

 

さて、ジェッターに乗っていらっしゃる方が「チェーンがガシャガシャなる」と

来店されました。

 

 

状態を見てみると、油切れで音鳴りしているのと、

変速不良で異音が出ているという2つの原因からなるものでした。

 

 

2014年モデルなのですが、今までにあまりメンテナンスはされていないようで

今回はいろいろとメンテナンスが必要な状態でした。

 

 

・駆動系一式交換(チェーン、スプロケットなど)

・後タイヤ交換

・後ブレーキシュー交換

・右前ブレーキ固着

・ヘッドのガタ

 

10速時代のモデルなのでチェーンやスプロケットなどは

現行の8速と比べ部品が高く、全部で25,000~30,000円ぐらいに

なりそうです。

 

 

さて、お客さんに確認してみたいと思います。

 

 

先日預かってきた4年間使用していない電動自転車

メンテナンスしました。

 

 

まずは前輪。空気が抜けています。

パンクしているかどうかのチェックだけなら外さなくても出来るのですが

色々と確認したいので外します。

 

 

 

 

チューブを水に入れて穴があるか確認しましょう。

 

 

 

 

ブクブクならず、チューブはOKでした。

空気が抜けていただけでしたね。

 

 

ただ、他の場所で気になる箇所が…

ハブ(車輪中心部)の回転が渋い。

 

 

 

 

ベアリングにほとんどグリス分がありません。

6年前の私はちゃんとグリアップして組み立てていたのか?。

 

 

 

 

全部洗浄し、たっぷりグリスを入れ、玉当たりも緩すぎず、締め過ぎずに

調整しました。

 

 

前輪を装着し、

ハンドルポストのグリスも塗ったか記憶にないので抜いてみたら

きちんと塗っていました。(塗っていないと固着して抜けなくなる事も…)

今後は高校生の女の子が乗るのでハンドルポストとサドルの高さを

下げました。

他にはブレーキレバーの遊び、ライトの光軸、ステムナットの締付確認

します。

 

 

後輪側を外す前にチェーンの張りもチェック。

 

 

 

 

適正範囲のちょうど中間でいい感じに調整していました。

でも、外しついでにもう少し緩めます。

 

 

 

 

チェーンも錆びは出始めていますが、固着もないので

W注油(サラサラ系のスプレーで浸透させ、ベトベト系のオイルで保護)

で様子見しますが問題ないでしょう。

 

 

では後輪を外してタイヤ、チューブ、ホイールのチェックです。

パンクしてると聞いていたので

前輪同様にチューブを水につけて穴の場所を確認しようとしたのですが、

水に入れる前に原因がたぶん分かりました。

 

 

 

 

換えたと聞いていた虫ゴムが破れています。

ん?換えたのは前輪だった?(前輪の虫ゴムは破れていなかったので)

 

 

新しい虫ゴムに交換して水に入れましたが、穴は確認できず、

パンク修理は完了です。

ついでに車輪の振れ取りやブレーキグリスの補充を行います。

 

 

これで完成!

 

 

 

 

ではなくて、最後にバッテリーの診断を行います。

室内保管で定期的に充電していたので深放電はしていませんが

果たして大丈夫なのかテスターに載せてみましょう

 

 

 

 

A判定なのでまあ大丈夫でしょう。(良い順にA→B→C→D)

本当は放電チェックもしたいのですが、「バッテリー残量80%以上から—0回」

の素晴らしい履歴が消えちゃいますのでしません。

(満充電でないと放電診断出来ない。現在98%残量)

 

 

4年間乗っていない割には非常に状態も良く、

カバーをかけていた事とバッテリーの保管方法が劣化を

抑えていたんでしょうね。

が、最後に1つ懸念が見つかりました。

 

 

 

手でクランクを回すと赤丸部のモーターギヤに

少し抵抗を感じます。

 

 

今回は軽微な状態ですし、影響もほぼ無いなので何もしませんが、

ヤマハユニットの持病(と勝手に思っている)が発生しています。

 

 

これについてはまた別の機会で触れたいと思います。

 

 

 

今回は久しぶりの組み立て、調整の投稿です。

ここ数年パナソニックの「ビビ・DX」を購入いただいていた法人さんから

「3月末までに納品出来て安くてバッテリー容量の大きいやつ」と

ご連絡を頂き、8Ahバッテリーの「ビビ・SX」を提案したものの、

なんやかんやで12Ahバッテリーの「ビビ・L」になりました。

 

 

 

さて、パナソニックの電動自転車はほぼ完成された状態で入荷します。

 

 

 

 

これは参考例の「ハリヤ」です。

これだけ出来ているので形だけならあっという間に組立てできるのですが、

各部を点検しながらじっくりと調整していきたいと思います。

 

 

まずは前輪を外します。

 

 

 

 

前輪の振れ、ハブベアリングのグリスの状態などを見ていきます。

「ビビ・L」の前ハブは軽量化のためにアルミニウムを使用しています。

 

 

 

 

タイヤも見た目は「ビビ・SX」と同じパターンながら、

タイヤサイドのゴム部分がほぼ無い軽量版です。

当然チューブも肉厚1.2mmではなく1mmの普通のチューブです。

軽さと引換えに低圧状態には弱いので、しっかりと空気圧管理をお願いします。

 

 

前輪の調整が終わったらハンドルの位置、前ブレーキの調整、

カゴの締め付け確認などを行います。

 

 

この「ビビ・L」の売りは「軽さ」なので「ビビ・DX」と比べて

各部にアルミニウムが採用されています。

 

 

 

 

リヤキャリヤ、スタンドもアルミニウムなのでチャイルドシートは不可。

 

 

では後輪側も確認、調整していきましょう。

後輪を外す前にチェーンの張りをチェック。

 

 

 

モーターギヤとテンションプーリ間が60

~70mm指定なのですが、ちょうど中間の65mmに調整されています。

ヤマハユニットは適正範囲内で強めに張っていますが、個人的には

このパナソニックの方法が(抵抗が少なくて)いいと思います。

私はさらに緩めて67mm狙いに再調整していますが…。

 

 

ちなみにチェーンにも「軽さ」へのこだわりが出ていまして

通常のチェーンよりも細い外装変速用を使用しています。

 

 

 

 

耐久性はもちろん通常の電動自転車用に比べて落ちると思いますが、

「3」の重いギヤでガシガシ踏んでいくような使い方でなければ意外と平気。

 

 

後ブレーキも放熱フィンのないタイプを

採用していますがここは通常のタイプでも良かったのではと

個人的には思います。(実は軽さではなく、コストの関係?)

 

 

 

 

そうそう、ただ「軽さ」狙いな訳ではなくて、

反射板には暗さと振動を感知してピカピカ光るオートライトが付いてます。

電源ON時には必ずヘッドライトが点灯する仕様になっているので

被視認性にも注意が払われています。

 

 

 

 

あっ、後輪を忘れていました。

 

 

 

 

前輪同様にしっかり確認、調整いたしました。

 

 

で完成。(まだペダル付けてないけど)

 

 

 
充電したバッテリーを装着してスイッチの確認と

ライトの光軸も合わせます。(上向き過ぎな事が結構ある)

 

 

 

「ビビ・L」はタイヤの空気圧に注意を少し払う必要があり、

ガンガン使う中高生の通学に最適!な自転車ではありませんが、

軽快な走行感はご年配の方や女性にもおススメな1台です。

 

 

妻の兄が使っていた電動自転車をメンテナンスのために預かってきました。

4年乗っていないとの事でしたのでバッテリー、タイヤ、チェーンは

要交換かなと思っていたのですが、バッテリーは室内保管、

自転車もカバーをかけていたので見た目は意外とキレイです。

 

 

 

 

ただ、後輪はパンクしており(虫ゴムは換えてみたらしい)、前輪もあやしい。

チェーンも油切れの状態でキュラキュラ鳴ります。

 

 

少し時間を貰っているので全体的にチェックしていきたいと思います。

 

 

先日、同業の方から修理についてのお電話を頂きました。

電気系の不具合についての内容だったのですが、

私は実車を見ている訳ではないので的確なアドバイスが出来ず、

何の役にも立てなかったです。

(メーカーに整備相談してみては?とだけお伝えしました)

 

 

 

 

お客様の買い替えに伴い、パナソニック「オフタイム」が入ってきますので

整備をして試乗車+通勤の足に使用したいと思います。

 

 

年式は2010年モデルなのでかなり古いのですが、

オフタイムは基本設計をあまり変更せずに、現在も発売中ですので

雰囲気は分かると思います。

 

 

現状のコンディションがあまりよくないので

時間をかけて少しずつ整備をしていきたいと思います。