神川輪業ブログ

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神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!

20代の方と「左利き」の会話をしていた時の事です。

「私も左利きですが、書くのだけは右に矯正されました」と言うと、

「あ~、昔の人はそうだったらしいですねぇ」と言われました。

確かにもう若くは無いですが「昔の人」にちょっとショックを受けました。

 

 

 

先週、パンク修理したチャイルドシート付電動自転車。

前輪リムが摩耗して結構危険な状態になっていたので

「早めに交換をオススメします」と報告した所、

交換を承諾いただきましたので部品を取り寄せておりました。

 

 

 

あんまり危険が迫っているようには見えないと思いますよね。

外して新品と比べてみましょう

 

 

 

 

私の撮影の仕方が悪いのか、状態の悪さが出なかったので

摩耗した左のリムに定規を置いてみました。

隙間が出来ている所が摩耗した部分です。

 

 

ブレーキを使っていると、「ブレーキシュー」と呼ばれるゴム部分が

削れて減っていくのは当然ですが、少しずつ金属も削れていきます。

上の画像のような状態になっていてもそのまま交換しないでいると、

ある日急にリムのブレーキ面が下の画像のように破断します。

 

 

※別にこの方に交換の提案を無視されて割れた訳ではありません。

 

 

走行中の破断はブレーキ操作が効かず大変危険ですので

もし、お店の方から「そろそろリムを交換しましょう」と言われましたら

早めに指示に従った方が安全です。(車輪ごと交換の場合もあります。)

 

 

「えっ、ホントに?(もしかして過剰整備?)」と思われたら、

違うお店でセカンドオピニオンしてもらうのも良いと思います。

 

 

特に20インチの子供乗せ電動自転車は、

その重量からの影響もありますが、小径ゆえ26インチ車よりも

同じ距離での回転数が多くなってしまいますので注意が必要です。

 

 

「トップガン」の予告編を見たら早く観たくなってきました。

30年経っているのにトム・クルーズは老けませんね。

公開は2020年夏なのでまだまだ先です。

 

 

 

さて、先日点検した「ビビ・DX」

しばらく乗っていなかったという事で

点検中にバッテリーの充電も行っていたのですが、

空の状態だったのに1時間もしないで満充電になりました。

(8Ahなので通常は4~5時間くらいかかる)

 

 

「ん?おかしいな」と思いバッテリーの簡易診断した所、

問題無し。1~2分坂道を走ってみても残量に変化なかったので

「簡易チェックでは問題無しでしたが、充電があっという間に終わったのが気になります

少し様子をみて下さい」とそのままお渡ししました。

 

 

数日後、「走行中に電源落ちる」というご連絡がありましたので

あっ、やっぱりバッテリー(の電圧降下によるシャットダウン)だなと思い

バッテリーだけお預かりしてきました。

1~2分の走行じゃ分からないので、試乗車にセットして通勤で確認します。

 

 

 

 

お店から家までは問題なし。

負担をかけるために「3」の変速で登り坂も試しましたが2kmの距離を

残量計が減る事も無く着きました。

 

 

迎えた次の朝、やはり快調です。

「あれ?、問題ないな」と傾斜20%ぐらいの坂道を登っていると、

急に電源落ちました。(嬉しかったけど同時に「ここから歩きか~」と。)

残量ボタンを押すと赤点滅しています。(さっきまで5つ点灯してたのに!)

 

 

急な坂道をゼイゼイ言いながら押して登る事になりましたが

これでバッテリーが原因だと特定できました。

お店で簡易診断行うと相変わらず問題無し、電圧も28.5Vあるが残量はゼロ。

(通常なら空だと25V前後まで落ちる)

 

 

セルバランスの崩れか深放電の影響か、経年劣化かまでは特定できませんが

要交換なのは間違いなし。

交換バッテリーは8.9Ahに少し容量アップしていますが4万円ぐらいします。

 

 

取りあえずお客さんに報告ですね。

 

 

 

 

ツイッターではお知らせしておりましたが、

子供が肩か首を痛めてしまい、様子をみて病院に連れて行こうと思いますので

本日12/22(日)の営業はお休みさせていただきます。

 

 

ご来店予定だったお客様にはご迷惑をおかけいたしまして申しわけございません。

明日午前中も病院に行く可能性がありますので、

その際はまたお知らせさせていただきます。

モーター修理しました

2019年12月21日

毎年、クリスマス前の土日は垂水警察~学園都市までの道路が

凄い渋滞になり、今年は今日と明日ですね。

抜け道もあんまりないのであの辺りに行く方は

時間に余裕を持って行動して下さい。

 

 

 

12月上旬にお預かりしていたヤマハの「PASナチュラLスーパー」

修理見積もりを連絡し、判断を仰いだら「修理して下さい」との回答。

 

 

了解しました!という事で早速部品を注文。

パナソニックは店舗でのモーター内部修理はやっちゃダメで、

メーカーに送る必要がありますが、ヤマハは店舗修理OK。

 

 

ヤマハはバイクと併売している所もあり、電気の事も分かってる整備士が

多いからって前に聞いたけど、ホントでしょうか。

 

 

数日経って部品も届きましたので

モーターを降ろしましょう。

 

 

 

 

まずペダルやチェーン、配線などを外していきます。

モーターはボルト3本でフレームに取付けられています。

 

 

 

 

自転車から降ろしたら大ギヤ、モーターギヤ、テンションプーリーも外し、

ケースボルトを外せばOK。

 

 

 

 

これがモーター内部です。右上がトルクセンサー部、

中央がコントロールユニット関係で左上がモーター部。

 

 

不具合部分を交換し、液体ガスケットをケース合わせ面に塗って

戻せば完成!(って簡単なもんでもないけど、そんなに難しくもない)

 

 

今回、交換した部品はエラーコードからコントロールユニットと特定出来ましたが、

端子部も劣化が見られたので一緒に交換しました。

(ヤマハはこの端子部の接触不良で、走行中に電源が落ちる事が結構ある)

 

 

 

 

コントロールユニット、見ただけじゃ何が悪いのか全く分かりません。

フレームに載せて電源ONするまでは直ったのかドキドキします。

 

 

モーター修理が終わったらスポーク折れの修理もして、

ついでに「一発二錠リコール」の機能解除も行いました。

 

 

 

 

店舗でも修理できるヤマハユニットですが、

お店によっては買い替えを強く勧められる場合もあります。

モーター部分以外の所の傷みも多く、全部やると高額になるケースや、

技術的な問題(作業した事ないとか)、営業面(新車を売りたい)等々…。

 

 

取りあえず、ヤマハ(とヤマハユニット搭載のブリヂストン車)は修理も

出来ますよってお話しでした。

 

 

 

お渡し時に「直って良かった~」と言って下さり、私も良かったです。

リコール交換部品が届きましたら、またご連絡させていただきます。

 

 

久しぶりに腰を痛めました。

5~6年前にした、ブロック注射をするぐらいではないですが

時々「ピキッ」って痛みが走ります。

少し安静して(仕事してたら無理だけど)様子見します。

寒い時期は腰を痛めやすいのでみなさんもお気をつけて。

 

 

 

さて、昨日「加古川で(自転車)修理お願いできる?」と聞かれました。

 

 

「さすがに加古川まではいけません、当店までお持ちいただければ対応します」

とお答えしました。

 

 

特殊な自転車ではなく、普通の自転車らしいのですが、

どうやら加古川にいるお子さんが通販で購入し、その後壊れたけど

自転車店まで持って行けないそうです。

 

 

お母さんが「だから近くで買えば良かったのに」と言ったら

「だって通販の方が安いじゃん」のひとこと。

 

 

「「損して得とれ」って言うのにね、今の若い人には分かんないみたい。」

とお母さんは言ってました。

 

 

私もお母さんの意見に賛成なのですが、近くのお店で購入する事が

「損」だとは思いませんので、私的には「急がば回れ」かなと。

購入は安い通販の「A店」、修理は近くの「B店」とするよりも

購入もメンテナンスも「B店」にすれば時間的にも(金銭的にも)早く解決するので。

 

 

でも加古川にも自転車屋さんは結構あると思うので、

それこそ当店に持ってくるよりも近くで修理された方が良いと思います。