神川輪業ブログ

BLOG

神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!

水曜日の昼間、お弁当持って健康公園に行きました。

普段の平日はがらーんとしているのに人、人、人。

運動不足の私も子供の相手で走らされて疲れました。

2日経ってもまだ足が筋肉痛です。

 

 

 

さて、「ビッケポーラーe」を今月初めに

ご注文頂いていたのですが、当然納期は未定でした。

 

 

ですが、発注から2日後くらいに営業さんから連絡があり、

「他店さんに2019年モデルがあるけどどうですか?」

との提案。

 

 

早速お客さんに確認、2019と2020では変更点も少ないので

納期を考えて2019年モデルに変更しました。

 

 

で、何日か経って営業さんが自転車持ってきてくれました。

 

 

 

 

展示車だったので、もうすでに組みあがってますね。

後はオプション部品を取り付けて完成!

 

 

とはいきません。

まずはチェック!

 

 

 

 

ハンドル差し込み部分(ステム)が浮いちゃってますね。

このままだと後々ナットが緩んで、ヘッドがブレーキ時に

「ガッコンガッコン」なる(事が多い)ので

チャイルドシートを外して調整しておきましょう。

 

 

ステムを抜いてみるとグリスが塗布されていませんでした。

固着防止のためにグリスを薄く塗っておきます。

 

 

 

 

チャイルドシートが外れているうちに、

前輪も外して調整を行います。

 

 

 

 

泥除けとブレーキも接触していたので

泥除けを少し下げます。

 

 

 

 

前輪、チャイルドシートを取り付けたら

前部分は完成です。

ヘッドも少し締め付けが強かったので弱めました。

 

 

 

 

隙間なくピッタリになりました。

前部分が終わったら次は後輪も外してチェック。

 

 

後輪を外す時に私は最初に「チェーンの張り」を確認します。

ブリヂストンの電動自転車(とヤマハの一部)は新車時に

張り過ぎ気味な事が多いんですよね。これはどうでしょうか。

 

 

 

 

うん、張り過ぎですね。

赤丸部の穴が、緑丸の突起よりも右側にいるのが適正です。

張り過ぎは抵抗が増えてパワー感が奪われますので、私は普段、

適正範囲の中間から最弱狙いで調整してます。

 

 

 

 

 

一番緩めたのですが、これでも適正の中間にもいってない。

これ以上するにはチェーンを長くしないといけないので、これでOK。

 

 

後輪はスポークの張りが全体的に弱かったので増し締めしました。

ちなみに、2020年モデルは車輪のリムが若干太くなってるらしい。

そして、反射板の取り付けがおかしい事に気付きました。

 

 

 

 

 

違いが分かりますか?上がビフォー、下がアフターです。

車輪の反射板、基本的に空気バルブの反対側に取り付けるのですが

実際は多少ずらす事もあります。

これは反対側にこだわって取り付けていたんです。

 

 

後輪が外れている内にオプションの「ソーラーテールライト」

を取り付けます。夜に乗る事がある方にはおススメの品。

 

 

 

 

暗さと振動を感知してピカピカ点滅する反射板です。

価格は2,300円ほど。

 

 

で、(ほぼ)完成。

(他にも色々撮影したつもりだったけど、全然撮ってなかった。)

 

 

 

 

ペダルもバッテリーもエアバルブキャップも

後チャイルドシートなんかも付けてないけど、

こんな感じで組み立てました。

 

 

そうそう、前チャイルドシートが犬の横顔みたいに見えません?

デザイナーさんが狙ってやったのかなぁ。

 

 

今回の自転車は普段のように段ボール箱で届くよりも

手直し箇所が結構出てしまいました。

一度他の方が触っていますからね。

私が組み立てた自転車も、他店に行けば同様に手直しされるでしょう。

 

 

パナソニックやヤマハなどは完成状態で届きます。

メーカー出荷状態のまま使用してもいいのですが、

そこから手を入れてあげる事でもっと良くなりますので

お店選び(というか人選び)はしっかりとしてくださいね。

 

 

 

週末にお客さんからデコポンを頂きました。

帰ってから子供に「これ知ってる?」って聞いたら

「デコポーン」って返事がきました。

さすが果物大好きっ子、「みかん」って予想してたのに。

2~3日お供えしてから食べたいと思います。

 

 

 

 

 

先月、久しぶりに電動3輪自転車のご注文を頂きました。

電動3輪自転車はブリヂストンから2機種、ヤマハとパナソニックが

1機種ずつの計4モデルありますが、私のおすすめはパナソニックです。

 

 

お客さんには「納期が未定ですので気長にお待ちください」と

お伝えしていたのですが、半月ほどで入荷してきました。

 

 

 

 

上の段ボールは全然関係ないチャイルドシートです。

この段ボールがとにかく大きく、仕事に支障をきたしますので

なんとかしなきゃいけません。

 

 

箱を開けるとこんな感じ。

 

 

 

 

前部分と後ろかごは外されている状態です。

いつもならこの状態から「エイヤッ!」って

持ち上げて取り出すんですが、

電動3輪でそれやったら腰を痛めてしまいますので、

段ボール前方をカットし、ハンドルを持ち上げてゴロゴロ移動。

 

 

で、1晩じっくり寝かせます。

そうする事で熟成が進みます。(もちろんウソ)

 

 

翌日、朝から作業にかかったのですが、

終日かかってしまいました。(接客もあるし、自転車も複雑なので)

 

 

そして、調整中の画像も1枚しか撮っていないので

ほとんど説明のしようもございません。

 

 

が、最初のほうで(電動3輪は)パナソニックがおススメと言った理由が

その1枚。

 

 

 

 

赤丸、黄丸の部分で自転車のスイング角(傾けられる角度)

を調整できるのですが、パナソニックが固定、10度、25度の

3パターン選べるのに対し、ヤマハ・ブリヂストンは固定、25度の2択。

 

 

固定は曲がるときの独特の感覚が合わない方もいらっしゃいますが、

25度だと倒れすぎて怖いと事もあり、

その場合は10度にしてお渡ししております。

 

 

10度に出来るか出来ないかの違いなのですが、

私はココが大きいポイントだと思っています。

 

 

今回は電動自転車(2輪のほう)からの乗り換えなので、

25度でも良かったのですが相談の結果、

赤丸のプレートのみを外して10度に設定しました。

 

 

慣れたら初回点検時に黄丸のダンパーも外して

スイング角25度になるかもしれませんね。

 

 

という感じでパナソニックの「ビビ・ライフ」推しなのですが、

ブリヂストンの「フロンティアラクットワゴン」は

唯一の前輪モーター車なので垂水区の環境で試乗してみたいです。

(メーカーの試乗コースでは何もわかんなかった)

 

作業が遅れ気味

2020年3月6日

暇を持て余しているウチの子、

今日は妻と今年初のアジュール舞子に行ったみたい。

まだ寒いと思っていたのですが意外と温かいらしい。

いいなぁ、テント持って行ってゴロゴロしたい。

 

 

 

 

 

 

さてさて、最近は修理でドタバタしています。

お店が預かり自転車で溢れかえってしまい、

作業に少しずつ遅延が出ております。

 

 

今日も2台納車があったので「これでスペースが出来る」と

思っていたのですが、お預かりが3台…。

 

 

増えちゃったじゃん。

 

 

忙しい事は良い事でもあるのですが

あまりお待たせしないように頑張ります。

 

 

 

 

そうそう、自転車通勤に変更されるのか、

「しばらく(数年)乗っていない」という依頼がふえてきました。

 

 

部品の手配などでお時間が1週間ほどかかる場合もございますので

日数に余裕を持っていただけると助かります。

 

 

よろしくお願いいたします。

再修理の依頼

2020年2月29日

トイレットペーパーやティッシュペーパー、

キッチンペーパーなんかも品切れになっているんですね。

デマだと分かっていても、「一応買っとくか」が

みんなに伝染したのでしょうか。

こんな時こそ情報をしっかり確認して、落ち着いて行動ですね。

 

 

 

さて、昨日(だったかな)

「以前修理でお世話になった者ですけど、

後ろブレーキの調子が悪くて他店で見てもらったけど

改善しなかったので見てもらえますか?」とご依頼がありました。

 

 

お電話を受けた翌日にお預かりに行き、詳細を確認。

後ブレーキの音鳴きで修理に出して、「何か」を塗ってもらって

終わったそうです。(が改善していない)

 

 

「何かを塗った?」「ローラーブレーキグリス?」

 

 

後のローラーブレーキの整備をした事がある方は分かると思いますが

普通は「塗った」という表現はしません。

なんでしょうね。

 

 

その場で試乗し、「ブレーキグリスを入れて改善すると思いますが

とりあえず確認してみます」とお伝えし持って帰りました。

 

 

今回、画質が悪いです。すみません。

(子供にカメラを取られていたのでガラケーで撮影)

 

 

作業前はこんな感じ

 

 

 

 

PASバビーアンなのですが、このままでは

ブレーキグリスを補充できないので後輪を外します。

電動自転車の中でも外す箇所が多く、整備性は良くない。

ヤマハさん、ここは要改善だと思いますよ。

 

 

で外した後輪がこちら

 

 

 

 

ホントにブレーキグリス塗ってありました!

 

 

たぶん、後輪外さずに作業して補充した(つもり)んですけど

ブレーキ内部には全然届かなかったのかなあと予想。

 

 

まずはキレイにしましょう。

 

 

 

 

黒いキャップを外してグリスを入れますが、

入れる際に必要な道具があります。

 

 

それは「キッチンスケール(はかり)」

(もちろんローラーブレーキグリスも)

 

 

なぜかというとブレーキ内には5~10gの

専用(←ここ重要)グリスが入っています。勘ではなくきちんと確認しながら

補充しなきゃいけません。(車輪を回転させながら)

 

 

ちなみに補充量が少ないと音鳴きが改善しない、

多すぎるとグリスがはみ出してきたり、効きが悪くなったりします。

 

 

 

 

注入前の重量は53g

5~6g補充狙いで行きましょう。

少ない分には(また後輪外すのが面倒だけど)足せばいい。

けど、多すぎたら抜くのは至難です。(交換したほうがてっとり早い)

 

 

 

 

ほい、5g入れました。

最終的にはあと少し入れて、表示上は6g補充しました。

 

 

グリスの補充を言葉で表現するなら「注入」が正しいと思います。

ノズルをある程度深く入れないとブレーキ内に入っていきませんので。

「(グリスを)塗る」という表現は後ブレーキでは(私は)しません。

 

 

作業後、試乗してグリスをなじませ音が消えていればOK。

(グリスが馴染むまでにはある程度時間がかかります)

 

 

配達してお客さんに

「1週間ほど乗ってみて下さい。音がまだするようでしたら

もう2g程追加補充します。」と説明して完了しました。

 

 

自転車によっては後輪を外さなくても注入できる事もありますが、

今回はいろいろと手間がかかってしまったので、

(ローラーグリス補充の)費用としては高くなってしまいました。

 

 

お客さんに「(他店修理時より)高くなってると思いますが…」と言ったら

そんな事は無いそう。

 

 

えっ、直ってないのにもっと高かったの~?

 

 

 

妻が久しぶりにケーキを作りました。

以前は月1でお菓子教室に行ってたので、結構作ってました。

今回作ったのは「レモンレアチーズケーキ」

レモンの風味もちょうどいいし、私の苦手なピールも入ってないので

(上のレモンをどけて)美味しく食べれました。

 

 

 

 

 

先日、投降した「子供車に前かごを取り付ける」

とりあえず、完成しました。

 

 

 

 

選んだのはブラックコーティングされた鉄の前かごです。

 

 

子供車のかごとはいえ、鉄製はやはり重いです。

全部合わせて1,300gぐらいの重量増。

樹脂製なら半分くらい?(気に入った物がなかった)

 

 

サイドスタンドの自転車は重い荷物を前かごに載せると

自転車が倒れやすくなるのですが、

この自転車も当然そうなっちゃいました。

アルミフレームで自転車は軽いのに、前かごが重たいので

重量バランスが崩れたせい。

 

 

かといって、両足スタンドに変更したらさらに重くなるので

とりあえずはこのまま。

 

 

さて、子供の反応が楽しみです。