神川輪業ブログ

BLOG

神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!

修理部品として発注した内装3段変速用のシフトレバー。

 

 

ちゃんと「○○という機種の内装3段用の手元のシフトレバー」って

書いてFAX注文したのに来た部品は違う物…

 

 

こっ、これはハンドルロックのレバーじゃん!

なんで「シフトレバー」って書いてあるの?

 

 

とりあえず電話して聞いてみました。

「すいません、ウチではそれもシフトレバーって言うんですよ」だって。

それなら、しょうがないですね…っていう訳にはいきません!

「○○という機種の内装3段用の手元のシフトレバー」って書いたのに。

 

 

ハンドルロックレバーが「シフトレバー」なら、

「シフトレバー」はなんて言うの。

※調べたらシフトレバーでした。(当たり前)

 

 

FAXとか電話注文って時々こんな事があるんですよね。

FAX注文やめようよ~、WEB注文にしてよ~。

 

 

あるお店さんの話です。

又聞きなので本当かどうかは分かりません。

 

 

ブリヂストンの前輪モーター電動自転車の前スポークが数本折れたので

修理に出したら、そこではスポーク交換が(技術的に)出来ないので

預かりで外注に出したそうです。

(ホームセンターや家電量販店では多いので珍しくはない)

 

 

それを受けた外注先の担当者も(技術的に)出来ないので

ホイールごと交換しようとしたのです。

ですが、残念なことにホイールアッセンブリーでは設定がありません。

リム、スポーク、モーターを手配して自分で組み立てないといけないのです。

 

 

で担当者は同じ会社内にいる車輪組みが出来る人に部品を渡して、

「これ組み立てて」とお願いしたそうです。

 

 

鋭い方はもう気付いたでしょう。

最初からスポークだけ取り寄せて、その人に作業をお願いすれば良かったのです。

 

 

結局、本来なら2,000~3,000円程で出来た修理が

数万円の修理に…

 

 

これ本当ならお客さんも車輪交換に了承したんでしょうか。

たぶん安くても5万円くらいの請求になっちゃいますよ。

 

 

当ブログでも何回か掲載しておりますが

ブリヂストンの「前輪モーター」電動自転車は結構手間がかかります。

組立て時にキチンと調整したら、電動の中でも手がかからないと思う。

 

 

自転車って「買って終わり」ではありません。

定期的にメンテナンスしてあげないといけない「車両」なんです。

で、「自動車」と違って新車=100%快調ではないんです。

組立て調整をする人のスキルによってバラつきが出ます。

 

 

自転車選びは値段やお店の知名度ではなく、

「この人なら信頼できる」という人のいるお店で購入しましょうね。

自転車屋の私が言うと営業トークに聞こえてしまいますがとても大切な事です。

 

 

通販ページに掲載している商品の在庫を

最新版に更新いたしました。

 

 

自転車はコチラ→ご注文ページ

パーツ・用品はコチラ→パーツご注文ページ

 

 

新しく「パーツ・用品ページ」も出来ました。

商品はこれから少しずつ増やしていきますね。

※パーツ・用品は垂水区内限定配達とさせていただきます。

 

 

 

電動自転車では

・アシスタファイン

・アシスタプリマ

・アシスタベーシックミニ

・フロンティアロイヤル

など、1/29までの期間限定お買い得商品もございます。

 

 

子供乗せ電動自転車などは今月中のご注文がおススメです。

2月3月になるとメーカー在庫が無く、1ヶ月以上お待ちいただく場合があります。

通学用の自転車も同様にお早目がいいですよ。

 

 

 

 

 

「ペダルを踏むと空回りすることがあるので見てもらえますか?」

そう言って持ち込まれたのは2016年モデルのギュット・DX

 

 

なんか先週と同じ流れですね。ブログ見て来店されたのでしょうか。

購入から1年半との事。

 

 

4時間ほどお時間を頂きましたので早速試乗して症状確認。

フムフムなるほど、これね。

 

 

まずは変速ロッドの位置確認。

 

 

3~4mmほどズレてる。

これも原因の1つだけど、他にもありそうなので

変速ユニットまで外してみました。

 

 

原因発見、ハブ軸にガタがあります。

これも先週同様、変速ユニットを固定している玉押しのナットが緩んでいました。

 

 

一応ユニット内部も確認しましたがこちらも問題なし。

元に戻して変速ロッドの位置調整を行い、走行確認して完成です。

 

 

こちらは別の修理です。

中国製電動自転車の前輪リム交換。

 

 

なんと#12スポークに#12のニップルの組み合わせ。

子乗せ電動自転車の後輪でも#12スポークに#13のニップルですよ。

前輪ならより細い#13スポークに#14ニップルでいいのに…

※数字が少ない方が太い、スーパーカブの前輪も#12

 

 

新品リムのニップル穴を1mmほど拡大し、組み直しました。

 

 

ギュット・DXの方は先週の件が無ければ変速ロッドの調整だけで

お渡ししていたかもしれません。

リム交換は補修部品として#12ニップル用のリムなんて、

一般的ではない部品なのでどこも在庫なんてなかったでしょうね。

他にも事故修理の件で加害者さんが「(費用)そんなにすんの?」的な

電話があったりと色々あった1日でした。

 

 

「貰った折りたたみ自転車を組み立てていただけますか?」

そう言ってご来店されたお客さん。

 

 

詳しくお伺いすると

ご年配のご両親が景品で当たったが使わない。

送ってもらったが、バラバラの状態で段ボールに入っており、

持ってこれないので取りに来て組み立てて欲しいとの事でした。

 

 

で取りにお伺いしました。

「バラバラってどのくらいのレベル?」と思いながら。

 

 

で持って帰った段ボールがこちら。

 

 

これは「MR4」か「IDIOM」じゃね?

と思った私の期待はあっけなく破れ去りました。

出てきたのがこちら。

 

 

通販で有名な○○○さんとこの折り畳みですね。

 

 

しかもバラバラではなく、展開して

カゴとペダルを付ければ完成する状態でした。

 

 

まぁ、多少突っ込みどころのある状態でしたので

少し手直ししました。

 

 

まずはチェックリストをチェック(ん、日本語おかしい?)

お~、調整完璧やん。

 

 

でも…

 

 

ハンドル、ズレてるよね。

 

 

 

固定レバーのセット位置、図と違うんですけど。

 

 

こうでしょ。

 

 

変速不良もあるけど、

2017年の12/14作業だからワイヤーの初期伸び?

 

 

あとはブレーキシューの位置調整、タイヤ空気補充など

少しだけ手直しさせていただきました。

でもブレーキレバーの遊びは私の好みでした。(関係ない?)

 

 

他店さんの作業見るのって勉強になります。

「ここは手を抜いてるな」とか「おっ、しっかり見ているな」とか。