神川輪業ブログ
BLOG神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
今週末は余裕がありません
2021年5月14日組み立て待ちや修理お預かりの自転車で店内が溢れかえっておりますので
今週末の出張修理等は来週以降の対応になると思いますし、
飛び込みでの修理もお預かりが必要な場合はお受けできない場合も
ございますのでご来店前に一度メールや電話でご連絡いただけると助かります。
外出中は留守番電話にメッセージを残していただいた場合は
折り返しご連絡いたしますが、着歴のみの場合は何もしませんので
よろしくお願いいたします。(営業の電話が最近ホントに多いので)
ご迷惑をおかけいたしますがご理解、ご協力をお願いいたします。
「ギュット」系20インチの定番修理
2021年4月28日子供が小学生になり、定休日の水曜日が手持ち無沙汰に
なってきました。今はまだお待たせしている仕事を片付けるために
午前中は店でゴソゴソしているのですが、落ち着いたら何しようかな。
「前輪がパンクして前ブレーキも壊れた」という修理依頼がありましたので
自転車をお預かりしてきました。
前後にチャイルドシートが付いてて、とても古い電動自転車で、
あちこち傷んでる。という事前情報だったのですが
行ってみたら2016年モデルの「ギュットミニ」でした。
とても古い?
で、パンクの症状がこちら。

ギュットミニやギュットアニーズなどの
パナソニック「ギュット」系20インチで年に2~3回は目にする光景です。
なぜギュット系20インチだけ起こりやすいのかは、以前のブログにも
投稿していますが26インチに比べ同じ距離でいっぱい回る、重量などが
原因の1つだと思います。
こうなったらリム、タイヤ、チューブ、ブレーキシューの
4点交換が基本となりますが、現地で確認した際にタイヤは
再使用出来そうに思えたのですが、店に帰って外してみると
画像赤丸部からビードワイヤーが「こんにちは」していて要交換。
前ブレーキを使用するとブレーキゴムが減るのは当然ですが、
アルミのリムも少しずつ摩耗して壁が薄くなっていつかはこうなります。
2016年モデル以降?リムのブレーキ接触面に溝が1本入っていますので
これが見えなくなったら早めに自転車店に行ってリム交換してください。
説明書にも小さくですが記載しています。
溝というのがこれ。
走行中に前輪リムが割れ、パンクしてしまうと
自転車のコントロールが非常に難しいです。(当然前ブレーキは効かない)
ブレーキシューを交換する際にはリムの溝も点検してもらって下さい。
命に関わる問題なのでどうかご安全に。
「ハイディⅡ」を色々と整備しました。
2021年4月11日お店にいた親メダカ達を家のベランダに連れて帰りました。
日光も当たるし、広いしでより良い環境になったと思います。
卵から孵化した稚魚達はまだ店で育成中です。
土曜日にブリヂストンの電動自転車「ハイディⅡ」を
点検でお預かりしました。
最近、淡路から引っ越しされてきたそうで、購入から5年間
今まで1度も大きなメンテナンスをしていかったそうです。
お客さんが気になる部分は「ガチャガチャする」との事。
たぶんチェーンの油切れですね。
サラサラ系のチェーンオイルで1晩浸透させてみてダメなら交換します。
そして溝の減った後タイヤは交換しましょうとお伝えいたしました。
今日から整備を始めたのですが、意外と要メンテナンス箇所が
多く、TSマーク点検+タイヤ交換で1時間くらい見ていたのですが
全然足りませんでした。
・ハンドルズレ修正
・前輪振れ取り
・前ブレーキシュー交換
・サドル締付(ツイッターにグラグラ状態をアップしてます)
・チェーン交換(固着がひどく、注油では改善せず)
・後タイヤ・チューブ・リムバンド交換&ブレーキグリス補充
・後輪振れ取り
・スタンドグリス補充
などなど。
後は通常の締付確認や前タイヤの虫ゴム交換、バッテリーチェック、
走行確認などを行いました。
点検+修理代金で14,000円程になりましたが、
かなりリフレッシュできたのでそれだけの価値はあると思います。
※座面のクッションが反対に取り付けてありましたので
正しい向きにしました。ずっと腰とお尻が逆だったのかなぁ。
パンクの原因はブレーキシューでした
2021年4月10日昨日は子供の入学式でした。
体もだいぶ大きくなった気がしていましたが、6年生の
お兄さんお姉さんと比べるとまだまだチビッコですね。
友達と同じクラスで親子共に安心しました。
前輪がパンクしたという事で
塩屋町までお預かりに行ってきました。
お客さんに状態をお伺いすると、
走行中に「パーンッ」と音がしたそうです。
破裂っぽいですね、チューブは交換になりそうです。
店に戻ってタイヤを外してみると、
予想よりダメージが大きかったです。
まず、チューブ。
やはり破裂していて修理できません。
なんで破裂したのか原因を調べていると
タイヤにも異常があり、原因が分かりました。
反対側から外したので気付きませんでしたが
タイヤがパックリ切れていますね。
切れていない部分も「空気圧300kPa」の下部分は削れています。
タイヤサイドを削る事の出来る犯人はここしかありません。
右のブレーキシューです。(画像でいうと左側)
画像右側のブレーキシューと比べて少し上側に取り付けられています。
タイヤの削りカスもかなり付着していますね。
タイヤとブレーキシューの位置はこんな状態です。
これではブレーキ時にタイヤをどんどん削っていく訳です。
あくまでも私の想像ですが、
新車時に販売店が調整していない可能性もありそうですね。
今回、タイヤ・チューブ・ブレーキシューの3点を
交換いたしました。
しっかりとした販売店選びも重要ですが、
年に1度は定期的な点検を受ける事をおススメいたします。
「ギュットアニーズ」のモーター交換?スイッチ交換?
2021年4月5日今日は寒さが戻ってきましたね。
昨夜、お店の灯油を買いに行く時に何リットル買うかで悩みました。
もうすぐ使わなくなるので18も要らないけど、
タンク1回分の5リットルだと足りないかな~と考えながらも
そうなったらまた買えばいいか!と5リットル分買ってきました。
「電源は入るけど、(アシスト)走行できない」と修理のご依頼。
お客さんはしきりにモーター壊れた?いくらかかる?って気になさってましたけど
「とりあえず持って帰って調べます。」と夜間お預かりしてきました。
あくまで個人的なイメージですがパナソニックのモーターユニットは
結構頑丈です。(強度じゃなくて耐久性的にね)
たぶんスイッチだろうと思います。
で、そのスイッチ。
液晶部分に液体が入っています。
浸水原因の1位であるボタン部には亀裂等は見当たりませんでしたが
スイッチ角のシート部分がめくれていました。これが原因ですね。
(スイッチの筐体合わせ面にもキズがあります。)
私、シリコンのスイッチカバーは「抱き合わせ販売」的な感じで嫌なのですが
今回の場合はカバーがあれば防げたかもしれませんね。
スイッチが壊れているかどうかは別のスイッチに交換してみる「クロスチェック」
という方法で調べるのですが、「そのスイッチ持ってない場合はどうすんだよ~」
といつもツッコんでいます。(メーカーに言えば時間かかるけど貸してくれます)
私の工具箱にはこういう時のために色々なスイッチが入っています。
という事で「クロスチェック」してみましょう。
無事に電源ONできました(浸水スイッチではONにもならなかった)
走行確認もしましたがちゃんとアシスト走行できたのでモーターは大丈夫。
これで費用はグッと抑えられます。
スイッチ問題は解決できましたが、車体側にも問題が…。
まず前後タイヤ、溝がなくツルツルです。
そしてチェーン、ギヤなどの駆動系も摩耗が進んでます。
タイヤ前後に駆動系一式修理すると結局モーター交換と同じくらいの
費用になるのでご相談の結果、駆動系は注油とチェーン調整のみ
となりました。
ご使用状況によって違いますが、購入から3年を過ぎると少しずつ
修理する箇所が出てきて、5年を経過すると万単位の修理が出てくる事も
あります(バッテリーは4万円くらいします)
半年ごとや1年ごとに定期的な点検する事で状態も把握できますので
ぜひお近くの自転車店でお尋ねくださいませ。
そうそう、スイッチ交換するのですが
シリコンカバーは省きました。
最新のタイプならパナソニック・ヤマハはサイズがほぼ同じなので
共通品が売っているのですが今回のは1世代旧型。
使えない事もないのですがぴったりフィットしないので止めました。
対応品はどこも品切れでしたので後はお客さんにお任せします。













