神川輪業ブログ

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神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!

今日、「スクーターのパンク修理出来る?」と問い合わせがありました。

 

 

(カブ系の)チューブタイプのパンク修理は何回かやりましたが、

チューブレスタイヤのパンク修理は久しぶり。

 

 

「で、で、出来ますよ。(そうは言ってないけど)」と伝え、

ご来店前に修理キットの説明書で復習。

 

 

まあ、実際の作業は体が覚えていたのでスムーズに出来ましたが、

「失敗したらタイヤがダメになるな」と変なドキドキ感がありました。

 

これは「ビーフジャーキー」ではありません。

チューブレスタイヤ用の修理剤です。

でもバイク屋さん(車屋さんも?)の中では「ビーフジャーキー」で通じます。

 

 

先輩メカ:「ビーフジャーキー無くなったから注文しといて」

部品発注担当私:「はーい」

的なやりとりです。

 

色んなタイプの修理剤がありますが、私はシンプルな「ビーフジャーキー」が好き。

 

 

 

さて、今日はあいにくの天気。

 

 

 

今からは電動自転車2台と子供車1台の組立て作業に入ります。

 

 

自転車配達

2017年6月29日

当店で購入された自転車は垂水区内と近郊は無料で配達しております。

 

 

この時期は19時くらいまで明るいので助かります。

暗い中説明するのって中々難しいですからね。

 

 

本日は夕方から2件お届け+1件出張修理+1件の修理引取りです。

星陵台→学が丘→小束山→清水ヶ丘というルートですので、

営業は18:15頃で終了となります。

 

 

 

垂水区神陵台の方から後輪パンク修理のご依頼がありました。

空気を入れても入らない状態らしいです。

 

 

で、お預かりしてきたのですが残念ながらタイヤ(とチューブとリムバンド)交換となりました。

 

 

なぜかと言うと亀裂です。

 

 

空気が漏れていたのは虫ゴムが破れていただけだったのですが、

タイヤの亀裂が大きく、安全面を考えるとこのタイヤを使い続けるのは無理でした。

お預かり時にも軽くご説明いたしましたが、電話で状況をお伝えし交換です。

 

 

交換したタイヤは特に何の特徴もないベーシックなタイヤですが

亀裂の入りにくさは交換前のタイヤと雲泥の差があります。

 

作業ついでに後輪の振れ取りとチェーン調整・注油、前タイヤの虫ゴムも交換いたしました。

前タイヤにも少し亀裂はありましたが今回は見送りました。

 

 

これだけでも結構軽快に走るようになります。

 

 

お客様からのご注文分を組立ております。

 

 

兄妹で共用にしたいというご希望でしたが、16インチですので

5歳のお兄ちゃんにはちょっと小さいかなというサイズです。

カラーの希望はお兄ちゃん、サイズは妹ちゃんに合わせました。

 

 

お母さんも「ビッケ2e」をご使用中ですので

これ以上の自転車は無かったですね。

 

 

さっ、続きをしなければ。

 

幼児が2人乗りできる電動自転車で唯一の前輪モーターの「ビッケ グリ」

最初は私も懐疑的でした、「こんなの垂水の坂は無理だろうな~」と。

でも、乗ってみたらビックリの高性能。けっこうイイですよ。

サイレント&スムーズで快適。

 

 

さて「グリグリ(グリのグリーン)」の組立てを始めます。

何回か掲載しているので新しさは無いのですが、購入されたお客さんにとっては

自分の自転車がどうやって組み立てられているか見れるので続けています。

 

 

「ビッケ グリ」はいい自転車なだけに、組立てに結構手のかかる印象です。

頑張って性能をうまく引き出してあげましょう。

ナイショな所もありますが、それは当店で購入頂いた方への特典です。

 

 

箱から出すとこんな状態なので、まずスタンドを付けて地面に降ろす。

普通ならこうやって組み立てていきますが、私は前輪の振取りから作業します。

 

 

縦振れ、横振れ、センター出し、ニップルの状態など確認していきます。

終わったらタイヤを装着して車体に仮で取付け。

 

 

で、次は後輪です。

 

 

後輪を外すにはベルトも外す必要があるので

ベルトケースを外す→ベルトを外す→後輪を外す という順序です。

 

 

手間がかかるのですが大事な作業なのです。

で、前輪と同じように縦振れ、横振れ、センター出し、ニップルの状態の確認。

 

 

振れ取りが終わったらタイヤを装着し、車体に取り付けて

ようやくスタンドも取付けます。

で次も重要なベルトの張りの調整。

 

 

結構ガチガチに張るのですが、それでも3~4㎜の遊びは必要なので

特殊工具(と言っても工具箱の仕切り板)を使って遊びの確認。

 

 

使い方は長いので省略です。

 

 

スタンドも取付けて自立させたら前部分に戻り

ハンドル、配線、カゴをなどの作業をしていきます。

もちろん仮取付だった前輪もここで本締め。

 

 

 

ここまで出来れば自転車らしくなります。

 

 

チャイルドシートが無ければこれで終了なのですが、

チャイルドシートもありますのでまだまだ気を抜けません。

 

 

完成です。

 

 

書くの忘れましたがヘッドベアリングの調整は是非忘れずに。

締めすぎ(入荷時の状態)だといずれゴリゴリの状態になりますので。

 

 

さっ、バッテリーの充電終わったかな。

 

 

組立て方は作業する人によって順番が違いますのでご参考までに。

組立ての時間だけを求められるなら、私もインパクトレンチを使って

15分~20分で完成すると思います。

 

 

通販や大型量販店ではなく、当店を選んでいただいた方へは

私もしっかりと組立てる事でお応えしたいですね。