神川輪業ブログ
BLOG神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
自転車保険、義務化へ
2015年3月19日昨日、兵庫県の自転車利用者に損害賠償保険の加入を義務づける
全国初の条例が可決、成立しました。
条例は4月1日から施行され、保険加入の義務化は10月1日から。
罰則はありません。
あ~、ついに来てしまいましたこの時が。
最近の自転車事故による高額賠償の影響です。
保険の最低金額など詳細はまだわかりませんが
「対人の補償」が必要なようです。
最近の判例を見ると5000万円の補償は最低限度見ておいた方がよさそうです。
現在、自転車保険でメジャーな物を評価すると(☆5つで満点)
・TSマーク(青)・・・☆☆:1000万円まで補償で対人のみ(死亡や後遺症の残る事故限定)
・TSマーク(赤)・・・☆☆☆:5000万円まで補償で対人のみ(死亡や後遺症の残る事故限定)
・ちゃりぽ・・・☆☆:1000万円まで補償で対人対物対応
・セブンイレブン・・・☆☆☆☆:1億円まで補償で対人対物対応。費用は高め
このうち、当店ではTSマーク(赤)を取り扱っております。
(TSマーク(青)は補償金額は低くあまり意味がありませんので。)
実はTSマーク、保険がメインではありません。
自転車を点検して、異常のない普通自転車に「TSマーク」が貼付され、
保険が付帯されます。
TSマークは2枚まで貼り付ける事が出来、その場合最高補償額が1億円に!
TSマークは自転車にかかる保険ですので、貼り付けてある
自転車を使用中の事故でしたら家族・友人などどなたでも対象です。
そして、TSマークのデメリットは下記の通りです
・通常のケガ程度では保険適用外(死亡や後遺症の残る事故に限定)
・対物賠償はない
・基本的に自身のケガには使えない(死亡や後遺症の残る事故に限定)
・普通自転車以外の競技用や特殊な自転車は対象外
補償が良いのは各保険会社から発売されている傷害保険の方が良いですね。
費用も高めですが・・・
交通安全協会はから「ひょうごのけんみん自転車保険」というものが4月から発売される
そうなのでそちらも検討すると良いかもしれません。(1年1000円~)
1人1人に合った保険をご選択くださいませ。
すでに加入されている方も安全運転で、
まだの方はお早目にご加入くださいませ。
ブリヂストン 新型チャイルドシート
2015年3月17日今月、ブリヂストンから新しいリヤチャイルドシートが発売されました。
「RCS-S1」という名前です。
「安全」「軽量」「簡単組み立て」にこだわって開発しました。
最近は4kgを超えるチャイルドシートが多くなってきたのですが、
3.1kgと軽くなってます。
デザインもスタイリッシュですね、競合はOGKの「RBC-015DX」でしょうか。
上級モデルの「ルラビー」から
ヘッドレストの高さ調整機構、簡易バスケット機能を省略しております。
フットレストは2段階の高さ調整が可能です。
※乗車は2歳~体重22kg(6歳)まで
気になる当店価格は1万円をちょっと超えるぐらいかな。
個人的に気になるのがカラーバリエーション!
4色あるんですが、
・ダークグレイ/ブラック
・ブラック/ブラウン(本体はブラック、クッションがブラウン)
・ブラウン/ブラック(本体はブラウン、クッションがブラック)
・ブラック/ブラック
なにコレ。
とても地味・・・
パッと見、全部同じに見えます。
もっとPOPなカラーも用意してよブリヂストンさん。
待望の「RIDE 80」入荷
2015年3月17日お客様注文分のメリダ「RIDE 80」が予定より少し早く入荷しました。
はい、早速組み立てましょう。
私のでは無いのですが開封時にはいつもワクワクします。
最近はヘビー級の電動自転ばかり組み立てていたので
軽さが嬉しいです。腰にも優しい。
まずはいつものように前輪からですね。
タイヤ、チューブを外して車輪のセンター出し、
振れ取り、ハブのグリスアップです。
エントリーモデルとはいえ、そこはスポーツバイク。
普段組み立てている自転車よりハブ・ベアリングの品質が良いので
回転が凄くスムーズです。
前輪・後輪の調整が済んだらハンドル周りです。
余分なアウターワイヤーを少しずつカットして見た目もきれいに。
アウターワイヤの長さが決まったら注油して、インナーワイヤーをセット。
ブレーキや変速の動きの軽さが違います。
変速調整の前にボトムブラケットも外してグリスアップします。
ロードバイクはフレームに直接圧入する方式に移行してきていますが
こういう旧式の方が耐久性はいいですよね。
変速調整も行い、完成です。
青も相当カッコいいらしいので見てみたいです。
しかし、この価格で下側1.5インチのテーパーヘッドチューブに
異形のトップチューブ、ダウンチューブ、それにカーボンフォークを
採用しているなんて羨ましい。
これをベースにフラットバーロードに作ってみたいな。
どなたか街乗り用にしませんか?
今ならまだ買えます。
売り切れ前にぜひご検討下さいませ。
2万円台の鉄フレームのロードバイク風の自転車買うなら
RIDE80が絶対にお勧めです。
初めての幼児用ヘルメット選び(46cm~52cm前後)
2015年3月16日チャイルドシート付きの電動自転車は買ったけど、ヘルメットはまだ
という方もいらっしゃると思います。
平成20年6月1日の道路交通法改正により、幼児および児童(13歳未満)に
対するヘルメットの着用努力義務が施行されています。
という事は12歳まで!ヘルメットの着用が義務付けられています。
正確には「着用義務」ではなくて「着用努力義務」としているのが
いやらしいですね~、着用しなくても罰則はありません。
さて、幼児用ヘルメット。
何を基準に選びます? 値段? 見た目? 規格?
色々あって悩みますよね~。 私もいつもワクワクします。
個人的に「安心・安全」でおすすめできるのはヘルメットメーカーが
作っているモデルと、自転車メーカーのオプションで購入できるモデルです。
ヘルメットメーカーといえば「OGK KABUTO」「BELL」「LAZER」などなど・・・
OGKなら「ピーチキッズ」 「メロンキッズ・S」が定番ですね。 SG基準適合です
BELLはアメリカの有名メーカーです 「ジッパー」 「ベリーノ」 「ズーム」
とラインナップも豊富です。
SG基準は取っていないですがアメリカとヨーロッパの規格はクリアしております。
LAZERはレイザーと読みます。ヨーロッパのメーカーです 「ボブ」 「ピーナッツ」
などがあります。アメリカとヨーロッパ、オーストラリアの規格にクリア。
「餅屋は餅屋」とも言いますし、「ヘルメットはヘルメットメーカー」ですね。
続きましては自転車メーカーオプション品。
安心感という意味ではヘルメットメーカー品より上かもしれません。
「自転車メーカーが売ってるんだから安全でしょ」という感じに。
ブリヂストン・ヤマハ・パナソニックともに販売していますが、
メーカーオプションってメーカー内でも扱いが小さくて専用ホームページ
とか無いんですよね~。ヤマハなんてOGK「ピーチキッズ」そのものだし・・・
パナソニックもOGKのOEMだと思います。
という事でブリヂストンだけ紹介いたしましょう。
「コロン(メリーメットのカラーチェンジ版)」 「アンジェリーノヘルメット」
アンジェリーノヘルメットは帽体がデカいです。
安全ですが、スタイリッシュではありません。
ビッケのヘルメットはオシャレです・・・が、サイズ調整はダイヤル式ではなく、
厚みの違うインナーパッドを換えて調整しますので、微調整が出来ません。
コロンがベターチョイスです。
さて、最後はパーツ屋さんのヘルメットです。
キャラクター物やオシャレなものまでありますね。
SGマークやCE等の安全基準適合の商品を選びましょう。
まとめ
チャイルドヘルメットは安全な規格に通っていて、軽くて、
サイズ調整がしやすく、突起物の少なくて、通気性の良い、
気に入ったデザインの物を買いましょう。
自転車の通販を運送業界目線で考える
2015年3月15日インターネット通販で自転車を買う
安く買えるし、家まで届けてくれて便利ですよね。
購入者もかなり多いと思います。
しかし、配達してくれる運送会社は自転車を運びたくないのが実情ではないでしょうか
ここ数年運送業界はターニングポイントに来ています。
5年ほど前までは「送料安くしないと他に頼んじゃうよ」と依頼主主導でしたが、
今は「送料も高くても払いますし、日付指定とかしませんのでどうかお願いします」と
運送会社に力があります。
こうなった要因は色々ありますが、
まずは働き手不足
キツイ・危険・給料安い、で運送業界は若い人はあまりおらず団塊世代が中心ですが
一気に定年でいなくなってしまいます。
どこも人材の確保に苦労しているようです。
次に物量の増加
通販時代の現在、小さい物から大きい物まで購入しますよね。
そりゃあ荷物も多くなりますよ。
特に、関東行きの荷物や関東からの荷物はパンク寸前だと聞いたことがあります。
その他原因
以前まで、大手の運送会社も積極的に個人宅への自転車運送を行っておりました。
しかし、「再配達の多さ」に悩まされ始めました。
そりゃそうですよね。子供乗せ電動自転車の場合、フル装備で40kg近く、しかも
巨大な荷物を届けに来たのに、不在なら持って帰らなきゃいけないんです。
もちろん、また持ってこなきゃいけません。
このため、関東地域の自転車配送の取り扱いをほとんど辞めてしまったのです。
(法人の場合や地方は比較的大丈夫みたいですが)
今は中小の運送会社が配送しているようですが、マンパワーが足りないのと
物量が多いのは同じ条件だと思いますので、いつまで持つかの我慢比べでしょう。
佐川急便がアマゾンの配達から手を引いたのも苦労の割にお金にならない
と思ったからでしょう。
自転車もそうだと思います。自転車を積むスペースに他の荷物を積めば
もっと利益が出るでしょう。
これから数年後、通販で自転車の購入は出来るのでしょうか。
出来たとしても通販会社がそれぞれで自社トラック便を持っていないと
厳しい気がします。
運送会社の人たちを大切にしないといけませんね。