神川輪業ブログ

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神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!

月に1度は「Airbike」というブランドの電動自転車が修理に来ます。

 

 

まあ、あまりいい評判は聞きませんね。

当店では基本的に修理の依頼はお断りしておりますので

Airbike専用の整備スタッフがいる購入店に依頼した方よろしいと思います。

往復送料8,400円が最低限必要みたいですが…

 

 

今朝の1台は購入から3か月。早くも錆びてきている自転車でした。

ブレーキ付近から凄い音がするという事で見てみたら

ご自身で取付ける前かごが低すぎてドロヨケをタイヤに押し付けてました。

 

 

 

 

これ自体、販売店は悪くないのですが

前ブレーキを拡大してみると…

 

 

 

 

ブレーキゴムが車輪からはみ出してるんですけど…

Airbike専用整備スタッフとやらは何してるんだ~。

(どうでもいいけど「専用」じゃなくて「専門」じゃないの?)

 

 

時間は元に戻せないので買ったものはしょうがない。

でもこれから電動自転車を購入する方、

買うならパナソニック・ヤマハ・ブリヂストンですよ。(スポーツ系e-bike除く)

高いけど比べるのも失礼なくらい、完成度のレベルが全然違います。

 

 

「ハイディ パンク」でインターネット検索すると結構上位に表示されるからか

時々修理のご依頼を頂きます。

 

 

2015年秋ぐらいに対策タイヤに変更になりましたので、

最近は以前ほど多くはないですが本日も1台お預かりしてきました。

 

 

前輪パンクです。

今までの方と同様に何度もパンクに悩まされており、

前輪タイヤも1度は交換しているとの事です。

 

 

まずは診断。

 

 

実はチューブの空気を入れる根元部分に穴があり、

そこから空気が抜けてのパンクでした。

安く済ませるならチューブだけ交換すればよいのです。

 

ですが、タイヤの横に白い繊維が見えますね。

こうなってしまうとバースト目前、早めに換えちゃいましょう。

これは対策前のサイドが薄くパンクしやすいバージョンですね。

同時期に交換したらしい後タイヤは対策した肉厚品でした。

 

 

前輪を外してみるとハブの回転が渋い、というか動かない。

糸も巻き付いてるし…。

 

 

ついでなので玉当たり調整&グリスアップ。

リムセンターもずれているので修正。

 

 

装着するタイヤはIRCの「メトロ」26×2.00

 

 

メトロ以外にも

・IRC ブリロ 26×2.00

・CST C-1103 26×2.00

なんかいいですよ。

対策後の純正装着タイヤも悪くないと思うのですが、

あえて取り寄せるほどでもないです。

 

 

ベアリングも調整したし、タイヤもいい物なので

結構スムーズになったはずですがいかがでしょうか、

空気だけは2か月に1度は補充してくださいね。

 

 

さて、ハイディといえばパンクと同じくハンドルも特徴です。

 

 

キレイな金色でしょ? 実は元の色は黒なんですよ。

アルマイトと言う処理をするんですが、だんだん色褪せてきます。

 

ここまで金色なら誰も気づきませんね。いい色です。

 

 

 

 

 

 

 

秋の交通安全週間なのでいつもとはちょっと違う話題です。

 

 

 

この標識見たことありますか?

 

 

そう、一方通行の標識ですね。

で下に「自動車・原付」とありますので

「自動車(バイク含む)・原付は矢印方向と反対には行けませんよ」という事。

つまり、自転車は反対方向にも進める訳です。

 

 

私の通勤経路にもこの標識があります。

行きは矢印方向、帰りは矢印と反対方向で通っています。

 

いつだったか(去年の冬か今年の1~2月?)は忘れましたが夜の帰り道、

その一方通行区間を矢印とは反対方向に帰っていると、

反対方向から来た車がヘッドライトをハイビームにして私の進路を塞ぐように停車。

「ここは一方通行だろ!」といきなり怒ってきたんです。

 

 

普段は「仏の神ちゃん」と呼ばれている(呼ばれてないけど)私もこの時ばかりは

言い返しましたよ、「う○○ー○、自転車はいいんだよ!」と。

びっくりしたでしょうね運転手さん、私が反論してきたから。

 

 

まあ、うまい解決方法とは言えませんが、運転するならきちんと標識は

確認して欲しいもんです。

自転車の方も堂々と左側を通行してくださいね。

で、もし私のようになったら「自転車はいいんですよ」と優しく教えてあげて下さい。

 

 

 

9/9で3周年を迎えた当店ですが、別に節目でもなかったので

特に何もしませんでした。

 

 

ですが、一応ネタは確保していたのでご紹介。

 

 

まずは「アシスタユニ20」

 

 

ブリヂストンの電動自転車です。

 

 

8.7Ahバッテリーモデルの旧型ですがその分、前カゴをサービスで

お付けしております。

で税込94,800円です。(定価は113,184円+2,345円)

ちなみにこのサンドベージュのカラーは新型には無いんです。

いい色なんですけどね~

 

 

お次は「アシスタベーシック」

こちらもブリヂストンの電動自転車で旧型ですが、限定カラーのマットカーキです。

 

 

 

「マットカーキ」を言葉で説明するのは難しいのですが、「最近自転車メーカー達が

こぞって採用する人気色で迷彩服にありそうな緑」でしょうか。

 

 

この自転車で過去にやった「ブラックタイヤ仕様」や「かるっこスタンド仕様」、

「ステンレススポーク仕様」等を作ろうかと思っていたのですが結局

何も決められないままそのまま組み立てちゃいました。

 

 

ちなみに2018年モデルも出てますが、バッテリー容量も変わらないし

2,000円程値上げしたので2017年モデルを購入する方がお得かと。

価格は税込82,400円です。

 

 

もちろん垂水区内(とその近く)は無料配達しております。

 

 

当店のブログでも度々取り上げている「スマートコントロールブレーキ」。

 

 

2011年頃からブリヂストン・ヤマハのチャイルドシート付き電動自転車に

採用され、何かと話題になりました。

ヤマハは2017年モデルから他社製ブレーキを採用し、

26インチの「PAS Kiss」以外は使用しなくなりましたね。

 

 

私が見た中でこのブレーキ、今までに3回は小変更しております。

問題が多かったのは初期型で、2型3型はブレーキの減りが早いぐらい。

2016年以降の4型モデルはほぼ問題なし。

※ステンレスリム採用車は2型以降ほぼ問題なし。

 

 

ただ、1つだけ気になる所があって、可動域が狭いので

ブレーキシューを最後まで使い切ることが出来ない事。

 

 

新車時からの初めての交換は最後まで使い切れるのでいいのですが、

2回目以降はブレーキシューと同時にリムも削れるので、

どんどん使用できる期間が短くなります。

 

 

このため私はブログで「2~3mm幅広のリム採用してくれ~」

と言っていたのです。

 

 

で2018年モデルからブリヂストンが取った対策ですが、

リムは変えずにブレーキ本体に手を入れていきました。

 

 

早速、比べてみましょう。

 

 

左が2018年の新型、右が2016年の4型(私が勝手に言っている)です。

見にくいのですが、パンタグラフのリンク部分が長くなっているのです。

これによってブレーキシューの最大つかみ幅を狭める事が出来たんですね。

 

 

左が2018年の新型、右が2016年の4型で、3mmほど幅が狭くつかめます。

 

 

効果としては幅広リムと同じですね。

かかるコストはブレーキ改修の方が圧倒的に安く済んだでしょう。

 

 

これはメーカーにとっても、使用者にとっても良い変更です。