神川輪業ブログ
BLOG神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
釣り用電動自転車の錆との戦い
2026年2月17日2017年モデルのブリヂストン「アシスタDX」を
後輪スポーク4本折れ、前後タイヤ交換でお預かりしました。
当店で販売させていただいた自転車なのですが、
釣りが趣味の方が海までの往復移動用として使用されており、
9年目になりますがバッテリーの劣化、フレームの腐食などで傷みが激しく、
乗り換える事となりました。
ん?乗り換えるのに修理するん?
と思った方鋭い!
ご本人は新車に乗り換えます。
で、アシスタDXは整備して知人にお譲りされるそうです。(傷み大きいよ?)
さて、作業中の画像はいつものように1枚しかございません。
いやね、新車整備時はグリスまみれとはいえ、新車ですからきれいなのですが、
(それでも撮ってないのは忘れてるから)
今回は赤茶色のサビ汁との戦いでもう無理(モームリ?)。
では貴重な画像をどうぞ
アルミフレームの腐食すごいでしょ。
これでもお客さんは釣りの後にはちゃんと真水で流しているそうです。
お知り合いのパナソニックの電動自転車は2年でダメになったとか。
そう言われちゃ鉄フレームのパナソニックはオススメしにくいので
今回はヤマハPASをご注文頂いました。
タイヤとスポーク交換の作業はまだ簡単でしたが、
チェーンの固着がすさまじく、応急対応するのにかなりの労力を使いました。
(普通なら駆動系5点セット交換オススメしてる)
ヤマハPAS With 2026年モデル入荷しました
2026年2月13日火曜日(だったかな)にヤマハPAS Withが入荷しました。
ダスティダークブルーという老若男女(古い?)問わないカラーです。
ヤマハは一番シンプル梱包で届きます。
パナソニックはこの状態で巨大な段ボールに入れてきますので
入荷時にかなりのスペースを取ります。
ブリヂストンはカゴ、前輪を外してコンパクト(それでも大きい)箱で来ます。
三者三様で面白いですね。
で早速整備をしていくのですが、
私は前輪外して整備、ハンドル外して整備、後輪外して整備
とせっかくメーカーで組み立ててくれた自転車を部分ごとにバラバラにして
あんなことやこんなことをしながら組み立てていきます。
組立中に撮影しながら作業することもあるのですが、
今回はすっかり忘れており、1枚しかありません。
それがコレ。
前輪調整終わって、ハンドル(というかヘッド部のベアリング)調整終わって
後輪も調整終わって取り付けて「あっいけね、撮影忘れてる」となった1枚。
さて、ちゃんと整備してますよ、という事がわかっていただけたと思うので
2026年モデルのPAS Withを簡単にご紹介します。
といっても2025年モデルからの変更あんまりないんですよね。
価格アップとカラー変更くらいですが、良い点と悪い点を一つずつ。
まず良い点。
テールランプが今までの点発光から面発光(に近い)になり、
夜間の後方からの発見されやすさが劇的に向上しました。
まあパナソニックは2年前から採用しているんですが…。
で悪い点。
100円ショップ(にありあそうなチープな)ベル。
これはしょうがない面もあるので100%悪いわけではないんです。
歩行者にベルを鳴らすのは違反となる事もあり、事実上鳴らせない。
では車相手に鳴らして聞こえるかというと、うーん厳しい。
でも法律でベルは装備しておかないといけない。
だったらお金かけて立派なベルにする必要ないよね?
となりますわな。
まあチープなベルはパナソニックの軽さを意識したモデルでも
採用されていますのでそういう流れなのかもしれません。
当店ではヤマハ、パナソニック、ブリヂストンの電動自転車を
取り扱っており、ご来店不要でWEB注文が可能です。
もう間もなく新生活シーズンが始まり、一時的に自転車が品薄に
なりやすい時期ですので、ご検討・ご注文はお早めがオススメです。
1台1台整備して(当たり前)お渡しいたします。
パナソニック「ベロスター」のチェーン異常
2026年2月9日チェーンがおかしい、前後ブレーキが効かないという事で
パナソニック「ベロスター」の持ち込み修理がありました。
ベロスター、当店で販売した台数よりも修理した台数の方が圧倒的に多い
不思議な自転車です。(ヤマハがPASクレイグで内装3段にしたのは◎)
さて、チェーンがおかしいとなれば、まあやることはひとつ。
チェーンカバーを外してチェックです。
チェーンカバーをとるとテンションプーリーがグニャっと曲がってます。
(テンションプーリーって部品だけど、このモデルはテンションはかけてない。)
大ギヤとチェーンの咬み合わせもよくない。
後フリーギヤの引っ掛かりはなさそうなので、オーバーホールは必要ない。
今回はいわゆる「5点セット交換」です。
汚れがすごい。
みなさん「チェーンには注油が必要」ってご存知の方が多いのですが、
付けすぎ(塗りすぎ)は良くないんですよ。
余分な油分が飛び散って周りを汚したり、砂やほこりが付着しやすくなります。
注油後にはウエス(ボロきれ)などで余分な油分をふき取ってあげましょう。
チェーン、テンショナー、ギヤなどを外して掃除します。
きれいになったでしょ。
モーターマウントボルトの増し締めもしておきましょう(結構緩んでます)
で、後輪のスプロケット交換のため後輪も外します。
ついでに後ブレーキも見てみましょう。
ブレーキも油汚れがすごいです。
でもこれは注油したというわけではないんですよ。
後ブレーキには専用のグリスという油分が注入されており、
それがブレーキ時の熱が上がりすぎると溶けて流れてしまいます。
熱が逃げやすいように放熱フィンが付いているのも多いのですが
「ベロスター」はコストダウンのためか放熱フィンなしのブレーキ。
坂道の多い垂水区では下り坂であっという間に200℃くらいになります。
当然グリスは溶けちゃって、ブレーキ時にすごい音が出ます。
今回はもう交換しちゃうのですが、音だけならグリス補充で治ります。
でせっかく交換するなら放熱フィンのあるブレーキにするといいです。
フィンなし→90㎜フィン→100㎜フィン→122㎜フィン→140㎜フィン…
と大きくなっていくのですが122㎜フィン以上は値段がぐっと上がるので
100㎜フィンのローラーブレーキに交換します。
制動力はそれほど強いわけではないのですが(というかフィンなしと一緒)
熱にはかなり強くなります。温度があまり上がらずグリスも溶けにくいです。
すごいよ放熱フィン!
このあとは後スプロケットも交換し、新品チェーンも取り付けしました。
前ブレーキの効きが悪いのはゴムの摩耗でしたので新品に交換し、
その他あれこれメンテナンスしてお渡しいたしました。
「走り」も大切ですが「止まる」の方がもっと大切ですからね。
ベロスターの調子が悪い方は早めに購入店さんで点検してもらいましょう
垂水区で修理ご希望の方は当店でも受け付けておりますので
お気軽にご連絡くださいませ。
新聞配達用電動自転車のチェーン交換
2026年2月5日2024年3月に納品し、定期的な点検も含めてフルサポートさせていただいている
ヤマハのPASギヤUの駆動系一式交換を行いました。
去年の秋ごろの点検で次回は交換だなと思っていたので
部品を手配しており、何とか配達に穴をあけずに対応できたと思います。
(夕刊は無理だったかも)
一般の方なら早くても3年以上は持つ事が多いチェーンや歯車ですが、
さすが新聞配達車ですね2年持ちませんでした。
修理内容としては他の電動自転車と同じで、いわゆる「5点セット交換」
というやつです。
・ドライブスプロケット(前)
・スプロケット(モーター)
・ドリブンスプロケット(後)
・チェーンテンショナー
・チェーン
を一緒に交換しないといけません。(15,000円以上かかります)
ケチってチェーンだけとかスプロケット(歯車のこと)だけとか交換しても
すぐにまた要交換になります。
今までは電動じゃない「ニュースクル」という新聞配達自転車の
メンテナンスがメインだったのですが(女性パートさん用)
駆動系交換なんか5年に一度くらいだったのに、やはり電動自転車は
重量、パワーが違いますのでチェーンやギヤにかかる負担が段違い。
(新車装着タイヤなんて3か月しか持ちませんでしたよ。)
業務用途の電動自転車メンテナンスも受け付けておりますので
是非お気軽にお問い合わせくださいませ。
(新聞配達はもちろん、ヤクルトさんとか訪問介護さんとか)
走行中に30~40%あったバッテリー残量が0になる場合
2026年1月31日気が付けばもうすぐ2月。
結構更新していると思っていたブログも今月はゼロでした。
さて、表題の件ですがまずは購入店さんでチェックしてもらいましょう!
で、原因ははっきり言ってしまうとバッテリーの問題がほとんどです。
その中でも5年以上使用した経年劣化のあるバッテリーが多いですね。
メーカー別でいうとヤマハのパワーユニットによく出る症状の気がします。
パナソニックも出るんでしょうがあんまり聞かない。
電動自転車は上り坂、発進時などモーターに負荷がかかっている状態では
バッテリーの電圧が落ちやすく、気温低くて(10℃以下)
バッテリー残量が少ない場合は、バッテリーがすぐに諦めちゃいます。
(人間と一緒ですね、寒いときに高負荷の運動は体に堪えちゃう)
どうすればいいかというと新品バッテリーにするのが一番なのですが、
今のままのバッテリーでどうにかしたいという事なら
バッテリーを冷やさない事が肝です。
バッテリーを10℃以上(できれば15℃以上)の環境で保管していれば
結構改善されると思います。
まあ家では出来ても、出先では中々できないので新品交換が結局オススメです。
あと出来る事といったら早めの充電でしょうか。
30%で落ちる方は40%になったら充電する、40%で落ちる方は50%で
充電するとかも短期的な対策としてはありかと。
あ、バッテリーを交換するなら(交換しなくても)車体からニョキっと出ている
端子も交換することで電気の流れが良くなります。
パナソニックでいうと「集電端子」、ヤマハは「レセプタクルプラグ」といいます。
(ブリヂストンは覚えてない)
私の通勤・通園車である2015年モデル「ビッケ2」も
2018年頃のバッテリーと新品端子の組み合わせで30%になっても
電源落ちは起きておりません。(充電時以外は外に置いたまま)
電源落ちとは関係ない(なくはない)のですが、ブリヂストンの前輪モーター車は
バッテリー温度が5℃以下くらいになると低温制御が作動し、
パワーをかなり落とします。(電源スイッチに表示出ます)
それぐらいリチウムイオン電池は低温が苦手ってことですね。
暖冬といわれていたのに厳しい寒さの今年の冬、
少しくらいはバッテリーを労わってみないといけませんね。









