神川輪業ブログ

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神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!

「スイッチのアシストモード部分が点滅するので見てもらえますか」

と持ち込まれたPAS With

 

お客さんからの訴えはこんな感じ

・パンク修理と点検を購入店にお願いした

・その後から点滅しているような気がする

・坂道でのパワー感ない(脚力落ちた?)

 

 

 

どれどれとセレクトボタンを押して速度表示画面に。

前輪を浮かせて車輪を回転させると0キロのまま。

 

「速度センサーエラーかもしれないのでお預かりしてチェックします」

とお伝えし、日数とMAXの修理費用をお伝えしました。

 

(クロスチェック用の部品もあるし)まずはセンサー側から確認するか

とカプラー接続カバーを外すとそこには外れたままのカプラーが…。

 

※画像は装着後の画像。

 

前輪外して修理後にカプラー嵌め忘れたのかな。

でも点検で気付かない?

 

まあ、直ったのでヨシ(走行確認しました)

 

 

廃棄するか、代車として再利用するかを

決めかねていたため駐車場放置していた「ビッケ2e」

4月から我が家の2歳児の通園用(+私の通勤用)に使用するために

じっくりとメンテナンスしていくことにしました。

 

今回は3回目の投稿です。

前回はコチラ

 

とりあえず使用開始したビッケですが、

試運転時から気になっていた前ブレーキゴムの「キーキー」音、

我慢できずに1往復しただけで交換しました。(様子見すると言ってたのにね)

 

 

 

※良かったら見てね→スマートコントロールブレーキのキーキー音対策

 

ブレーキレバーを軽く握ったら左右のゴムがキーキーとハーモニー。

それではと、強めに握ると鳥のさえずり(の大音量版)の音。

 

強く握ろうが弱く握ろうが200mくらいに響いてしまい、

ご近所迷惑になるかもと思い、「慣らし」を諦めました。

効きに不満はなかったのですが、妻の「ビッケグリ」でも

キーキー音が止まらなかったのでスマートコントロールブレーキとは

相性が悪いのかもしれません。

 

以前好感触だったヤマハの角度調整できるブレーキゴムの店頭在庫が

少なかったので(追加注文忘れてた)、パナソニックの「サイレントシュー」

を角度調整タイプをチョイスしてみました。

名前からして期待できそうですよね。

 

 

 

で、結果。

さすがの「サイレントシュー」ですね。

鳥たちがどこかにいなくなりました。(音が消えたって事です)

 

ただ、このスマートコントロールブレーキ+サイレントシューの組み合わせは

あまり良くない事も分かりました。

効きも悪くなったし、ブレーキ時のフィーリングが良くありません。

 

 

ブレーキをよく見てみると、

純正のブレーキゴムだとパンタグラフ(と勝手に読んでる)はこんな状態。

 

(イメージです)

 

で、サイレントシュー取付時はこんな状態。

 

(イメージです)

 

これは(角度調整ワッシャーも含めた)ブレーキゴムの厚みがありすぎて

適正な状態から外れているのではと想像します。(純正が一番って事)

 

ブレーキゴムの厚みが下記画像。

左からサイレントシュー、ヤマハ品、純正

 

 

サイレントシューが一番厚く、1mm薄いヤマハ、5mm薄い純正。

 

 

という事でヤマハ純正ゴムを使用する事にしました。

※現行のDD(前輪モーター)モデルはリムが太くなっているので

サイレントシューとヤマハ品は使用できないと思います。

 

 

ブレーキは命に関わる部品ですので異常を感じたら

お近くの自転車店で確認してもらって下さい。

 

 

廃棄するか、代車として再利用するかを

決めかねていたため駐車場放置していた「ビッケ2e」

4月から我が家の2歳児の通園用(+私の通勤用)に使用するために

じっくりとメンテナンスしていくことにしました。

 

 

今回は2回目の投稿です。

1回目はコチラ

 

 

まずはリフレッシュ作業前と現在の外観比較から。

 

作業前

 

現在の状態

 

 

チャイルドシートを取り付け、前かごも交換しました。

どちらも店にあった中古品を使用しています。

 

 

前回お伝えした通り、今回はタイヤとブレーキを中心に作業しました。

タイヤは新品交換なので特に目新しさは無いのですが、

後ブレーキは結構変わりました。

 

 

最近のトレンド?、新型ローラーブレーキ(BR-C3000)です。

効きも良く、メンテナンスもしやすいとなれば使わない手はない。

 

私の場合はサクッと取り付けられましたが、作業中に

「あ、これは(同じビッケ2eでも)自転車によっては大掛かりになるな」

と思いました。

 

画像赤丸、取付ボルトの位置がかなり後ギリギリです。

じゃあ調整すればいいじゃんとなるのですが、

チェーン引きを(範囲内)ギリギリまで緩めてこれなのです。

(ノーマルが±5mmずつ調整できるとしたら、これは±2~3mmぐらい)

 

まあこんな事するのは滅多にないですが、やってみたいという方は

お近くの自転車店でご相談くださいませ。

 

前ブレーキはゴム交換だけ行ったのですが、馴染んでないのか

「キーキー音」がします。しばらく様子見ですね。

 

※良かったら見てね→スマートコントロールブレーキのキーキー音対策

 

あとは前かご。

純正のカゴもワイドで好きなのですが、サビが酷かったので

ブリヂストンの樹脂製かごに換えました。とても軽くなります。

 

バッテリーもそこらへんに転がっていた10年物をとりあえず使ってみます。

「D」判定(Aが最高)なので、ダメなら8.9Ahか12.3Ahの新品買います。

 

その他作業箇所はこんな感じ、

・バッテリー端子交換(5年以上経過しているなら結構おすすめ)

・チェーンテンショナー交換(5年以上経過しているなら結構割れてます)

・シールはがし(前ユーザーさんの名前とか保険シールとか)

・ワイヤーアジャスター付き左ブレーキレバー(中古)

 

 

とりあえずこの状態で使用開始します。

 

 

妻使用の「ビッケ グリ」の前ブレーキのキーキー音対策を続けて

約1年(計ってない)、音がやっと消えました。

 

 

ある時期にメンテナンスで純正ブレーキゴム→純正ブレーキゴムに

交換してから鳴きが発生。

純正ブレーキゴム(品番AGTM2)って時々音が出てしまう方が

いらっしゃるんですよ。

 

対策方法は色々ありますが、私はまずブレーキゴムを違うのに

交換しました(ブレーキ本体を交換した記憶もあるけど覚えてない)

 

純正ブレーキゴム→吉川製作所PSC-A(緑)

色は違えど言わば兄弟モデルと言っても良いブレーキゴムです。

で、結果は変わらず。2週間程乗ってもらったものの鳴き止まず。

 

やっぱり角度調整してトーインにしないとダメかと思い、

今度は吉川製作所PSC-MA(緑)をチョイス。

結果はなんと…変わらず。4~5か月程乗ってもらったものの鳴き止まず。

 

 

「もうスマートコントロールブレーキ投げ捨てよう」

そう思った事もありました(ない)

リム交換を考えた事もありました(これは事実)

 

で最後(まだまだネタはあるけど)にヤマハPASの角度調整できる

ブレーキゴムに交換したら、慣らしもしていないのに

キーキー音が消えました。

 

キーキー音はブレーキゴムが振動(共振)して発生するので

振動しないようにすればいい訳で、その方法がゴム交換だったり

本体交換だったり、リム交換だったり、フロントフォーク交換だったり

と色んな方法があり、同じ自転車でも対策が変わってきますので

キーキー音に悩んでいる方はお近くの自転車店でご相談くださいませ。

 

 

そういえば、現在整備中の通園用「ビッケ2e」

ブレーキゴムを交換しました。

 

 

こちらも純正ブレーキゴムから吉川製作所のPSC-A(緑)

に変更し、試運転したらなんと!

キーキー音出ました。(またかよ)

 

こうして再びキーキー音との戦いが始まるのでした。

 

先週、パナソニック「ギュットミニ」の後タイヤ交換での

ご来店がありました。

よく見ると前ブレーキゴムも減っているし、リムも摩耗で

もうすぐ割れそうな状態でした。

 

 

 

割れていればお客さんも当然納得の部品交換となるのですが、

割れていない部品を「予防交換しましょう」とお伝えしても、

「え、ダマされてる?」となりますもんね。

 

私が説明すればするほど怪しさが増していきます。

今回もお客さん、しばらく悩んでおられました。

 

幸い、OK頂きまして作業開始となりましたが、時刻は午後3時過ぎ。

一応「今日は出来ません」とお伝えしたものの、出来るなら本日中に

お返ししたいのでレッツトライ!

 

ただ、実際に作業すると言われた所だけ作業と言う訳にはいかず、

どうしても+αの作業が出てしまいます。

 

今回は後タイヤ交換時にそれが多く出てしまいました。

チェーン調整・注油、スタンド注油、鍵調整・注油、

後ブレーキグリス補充に後輪振れ取り。

さらに他のお客さんの作業も入ってしまい、作業が終わったのは18:25頃。

 

さすがにこの時間からでは「終わったので今から取りに来てください」

とは言えませんので翌営業日にご連絡し、無事お渡し完了いたしました。

 

走行中にリム割れすると、まず前ブレーキは効かず、

タイヤ(というかチューブ)が破裂し一瞬でパンクします。

転ばなければラッキーです。

更にその後の自走がほぼ不可能なので取りに来てもらう必要があり、

色々と大変なのです。

 

そのため、私は今後も怪しまれる事もいとわずに「予防交換しましょう」

と提案していきます。