神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
ギュットアニーズの後ブレーキ交換
2022年8月15日昨夜は子供の宿題のお手伝い。
算数の答え合わせと分からない問題のヒントです。
2学期からは九九が始まると言うのに、足し算引き算の
ポカミス多くて私の子供の頃にそっくりです。
さて、初期モデルのギュットアニーズの「ブレーキが効かない」
という修理ご依頼がありました。
前輪はVブレーキ。奥まで握らないといけないものの、
効き自体は良好なのでワイヤーの調整だけしました。
一方、後輪は状態悪く要交換でした。
この辺りは先日のハイディと同じですね。
ブレーキグリス滲みが原因とみられる汚れ。
ひょっとしてブレーキグリスの補充しすぎでしょうか。
放熱フィンも油汚れベッタリで熱の逃げ場がありません。
右は放熱フィンを大型化したローラーブレーキ。
ブレーキ取り付け前に変速ユニットのナットの締付確認です。
緩んでいる事も結構あり、後々変速不良になりやすいです。
(スプロケット側ナットも同様に確認します)
タイヤも新品にしました。
このキレイなブレーキ、いかにも効きそうでしょ?
でも、効きは普通です。(交換前よりかは効く)
放熱フィンを大きくして耐久性(放熱性)を上げただけです。
効きを良くしたいならBR-C3000ですね。
(要加工の場合もありますので費用も時間も結構あがります)
2022年モデルからパナソニックの子乗せモデルはBR-C3000を
採用していますし、100mmフィンのブレーキも他社の子乗せモデルで
増えてきていますがまだまだ90mmフィンも多いし、
軽さを売りにしているモデルではフィン無しローラーブレーキの
電動自転車も多いです。
下り坂の多い垂水区では最低でも100mmフィン仕様、
取り付けできるならBR-C3000や、より上位版でも全然OK。
それぐらい「止まる」って大事。
そうそう、タイヤ・ブレーキ交換ついでに
チェーンの張り調整もしました。
適正範囲がモーターギヤ↔テンションプーリー間で60~70mm。
新車時は65mmにきっちり調整されています。(パナソニック凄い)
まあ、そこを私は67mm狙いに再調整している訳ですが…。
で、今回は75mmありました。
数字が大きいと張りが弱いのでチェーンがケースに当たって
音がしたり、外れやすかったします。
数字が小さいと張りが強すぎて抵抗がでて、
電池の減りが早かったり、パワーロスが出ますので
適正範囲内で好きに調整してください。