神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
ブレーキは1番大事なポイント
2019年3月23日今朝、卒園式に行く男の子を見かけました。
私を見て、元気よく「おはようございます」と挨拶してくれました。
お子さんも卒園ですが、一緒に通園していた保護者にとっても
(送迎)卒園ですね。
この春卒業した皆さん、おめでとうございます。
さて、何回か紹介したことがある症例です。
パナソニック「ギュット・ミニ」の前輪リム割れ。
当店では結構ある修理なんですが
インターネット検索だとあまりヒットしないんですよね。
今回、最初の依頼内容は「パンクしたから修理して下さい」
だったんですが、パンク修理どころではなく
タイヤとチューブ、リム、ブレーキシューの交換に…。
(後輪タイヤも溝が無かったので追加交換しました)
実はこの「リム割れ」、アルミの車輪を使っている自転車は
どうしてもステンレスの車輪より割れやすいです。
アルミの方が削れやすいから。(ステンレスはほぼ削れない)
そして小径車と重量の重い自転車ほど影響でます。
「ギュット・ミニ」はまさに小径&重いで当てはまる。
3人乗りのフル乗車で120kg越えです。(前10後20運転手60車体34)
それを受け止めるブレーキゴムとリムはどんどん削れます。
ヤマハとブリヂストンの同様の自転車はあまり起きないのですが、
実はブリヂストンと(2016年までの)ヤマハは使っているブレーキが
違い、ブレーキゴムを挟める範囲が少なかったんです。
ブレーキゴムもリムももちろん削れるけど割れるまではいかない。
まあ、別の問題はありましたけど…。
ただ、2017年からのヤマハはパナソニック同様のブレーキに
変更、2018年からのブリヂストンも挟める範囲を広げたので
今後割れる可能性は高くなると思います。
「ギュット・ミニ」や「ギュット・アニーズ」をお使いで
次の項目に当てはまる方は半年に1回くらいは
点検してもらいましょう。
・3人乗車する
・坂道(下り坂)多い
・購入から2年以上経過
・ブレーキゴムを1回以上交換してる
そして新品時にはある1本の溝が見えなくなったら危険です。
早めにリム交換しましょう。
今回はゆっくり直進していた時だったので無事だったのですが
下り坂やカーブの時に割れたらたぶん無事じゃすまない。
ブレーキはすべての乗り物で1番重要ですよ。