神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
「ビビ・DX」バッテリー端子が溶けた
2024年12月28日先週から子供達が発熱し、残念ながら今年はチキンだケーキだ
といったクリスマス会はしませんでした。(サンタは来た)
インフルエンザが神戸市では大流行?しているので
皆様も体調管理をしっかりとして年末年始をお過ごしください。
さて、「走行中に急に電源が切れた~」とお持込み頂いた
パナソニックの「ビビ・DX」、早速状態確認をします。
バッテリーの残量ボタンを押すと4つ点灯するので、
まだまだ80%以上はある。
「ははーん、という事は集電端子の接触不良かな?」と思い、
バッテリーロックを解除し、何度か抜き差ししてみると
電源ONできました。
「ここの端子部分が電気を流しにくくなっているんです…よ」
と指さしてご説明しようとしたら端子の様子がおかしい。
4本の爪の内、1つだけ黒ずんでいる。
夜で店の外だったので店内に入れて詳しく確認。
溶けて陥没していました。
すぐには直る状況ではなかったので、お預かりさせていただきました。
溶ける原因としてはバッテリーの「ガタつき」により、
接点が安定せず発熱やスパークが起きやすいと
テクニカルサポートブックに表記してあります。
ただ、お預かりした自転車はガタがゼロではないものの、
「これでNGならほとんどの電動自転車に症状出るな」というレベル。
他の原因があるかもしれないですが、まずは集電端子を
店の貸出用ビビDXの端子と交換してみましょう。
はい交換完了。
そしてバッテリーのガタつきを無くすべくバッテリーロックの
位置調整も行いました。
ほぼゼロになりましたが、同時にバッテリーの着脱は抵抗感がでて
ほんの少ししにくくなりました。
配線確認。作動確認、走行確認、エラーコードチェック等も行いましたが、
今のところ問題無し。
これで一旦お渡しして、年末年始は様子見していただこうと思います。
異常がなければそのままご使用いただいて、
異常があればバッテリーやモーターユニットなど、
再度原因を調べていくことになるでしょう。