神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
妻の自転車をメンテナンスしました(その2)
2024年10月26日前回、妻の通勤車の前タイヤ・チューブ交換と
前ブレーキゴム交換をしましたと投稿しました
その数日後に妻からクレームが。
「ブレーキがキーキー言うて恥ずかしい」との事です。
実は交換前の純正ブレーキゴムも時々キーキー音がしていたので、
あえて違うブレーキゴムにしてみたのですが、良くなるどころか
悪化させてしまったようです。(馴染んでないのも理由の1つ)
左が純正、右が市販品(共に製造メーカーは一緒、性能もほぼ一緒)
ブレーキ鳴き対策は色々な方法がありますが、ブレーキゴムを
替えて見るのが手っ取り早い。
という事で今度は角度調整機能付きのブレーキゴムを投入し、
鳴きにくい角度に調整してみました。
ブレーキゴム接触面もブレーキクリーナーで軽く掃除。
1つ上画像の緑ブレーキゴムを角度調整可能にしたバージョン。
(こちらも同メーカー製造)
さあ走行確認してブレーキ!
「キー」
あー、迷宮入り一歩手前です。
「やはり時代は角度調整ブレーキゴムよ!」と思ってたんですけどね~
気付いたことが1つ。
毎回左のブレーキゴムがキーキー鳴る。
とりあえずブレーキ本体を交換してみるかと外してみました。
スマートコントロールブレーキは今までにかなり仕様変更されており、
当店でも中古品がゴロゴロあります。
左が装着されていたブレーキ本体(2型)、右が中古ストック品(3型)
装着されていた方は黒いアーム部が曲がっているように見えますね。
ただ、動きはスムースだし交換しても変化ないかもしれんな~、
次は新品のスマートコントロールブレーキⅡを投入してみるか!
とあんまり期待しないでいました。
あ、組み合わせたブレーキゴムは引き続き角度調整出来るやつです。
さて確認。
「・・・(無音!)」
おー、音が消えたー!
という事は左側のアームがやはり曲がっていて、
左側だけ共振していたのかもしれませんね。
妻には作業した事を伝えていなかったのですが、
「音せんようになっとった」と言ってました。
一件落着という事で鳴き虫ブレーキ本体は廃棄です。
そう言えばバイク整備士時代、トキコの6POTキャリパーの
「鳴き」で色々対策やってみたな~と急に思い出しました。