神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
これであなたも品番マニア(パナソニック編)
2017年8月13日昨日はブリヂストン編をお伝えしましたが今日は「パナソニック編」
ブリヂストンの「アシスタDX」の品番は「A6DC37」でしたね。
パナソニックの同クラスモデル、「ビビ・DX」は「BE-ELD633」(26インチ)
と言う品番です。
「BE-ELD633」
最初の「BE」はあまり気にすることはありません。
パナソニックの人も「BE-」はあまり言いません。
以前は出荷時の状態が段ボール箱の状態(7部組)は「BE-○○○○」、
組車(9部組)は「KE-○○○○」を使っていたのですが、
カタログ上(保証書上も)「BE-○○○○」でした。
ボックスの「B」と組(完成)の「K」でしょうか。
ELD633の「EL」は「ユニット(モーター)」タイプ。
※現行は「ELモーター」、先代モデルは「ENモーター」、回生タイプは「EK」です。
ELD633の「D」は「DX」の意。「ビビ・EX」なら「ELE633」となります。
ELD633の「6」は「26インチ」の意。「20インチ」なら「0」となります。
ELD633の「最初の3」は「3段変速」の意。「5段変速速」なら「653」となります。
ELD633の「最後の3」は「ELD63」の3モデル目の意。
※初代なら「ELD63」、1回目のマイナーチェンジは「ELD632」となります。
ブリヂストンと違い最後の数字が年式を表しているのではないのですが、
パナソニック取扱いのある自転車店さんで慣れている方なら品番言っただけで
部品手配可能です。
ただ、ブリヂストンと同様、当てはまらないのもいくつかあります。
ハリヤは「BE-ELH242」が品番。
DXと同様な「式」に当てはめると「ELH672」となるはずなのに…
「ジェッター」もですが、スポーツモデルはフレームサイズ(シートチューブ長)を
品番に組み込んでますね。
「242」はシートチューブ長42cmの2モデル目と言う意味。(たぶん)
少し他の機種も見てみましょう。
3輪車の「ビビ・ライフ」はELR83・・・「R」がライフの事で、「8」は18インチ。
「ギュット・アニーズ・DX」はELMA032・・・「MA」がアニーズで、あとは簡単。
「モビファイブ」はELHF75・・・「HF」がモビファイブの事で、「7」は27インチ、「5」は5速
「ビビチャージ・A」はEKA63・・・「EK」が回生モーター、「A」はそのままですね。
DXの「D」は簡単ですが、モビファイブの「HF」は難しいですね。
「F」がファイブの意味ですよ。(先代のモビエイトがENHEなので)
今年発売の「BP02」なんてELZC63ですから「ZC」は何?ってなりますね。
さて、ここで余談。
カタログなどでは「BE-ELD633」と数字で終わるのですが、
上の画像のように実物の自転車には「T」などのアルファベットが付きます。
「T」は茶系
「R」は赤系
「S」はシルバー系
「V」は青系
というカラーナンバーなんですよ。
更に余談。
独立前に勤めていた会社の平均年齢が高かったので(聞き間違いも防げる)
「D」はディーではなく「デー」、
「T」はティーではなく「テー」と言っておりました。
「ティモ・DX」のELDTなら「イーエルディーティー」ではなく「イーエルデーテー」
となります。
カラー表記が「T2」なら「テーツー」ですね。
この使い方はパナソニックの人にも通じます。
明日(かどうかは未定)はいよいよ最終回のヤマハ編。
予習しておいてもいいですよ。