神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
ハイディビーのパンク⇒タイヤ交換
2015年4月16日「もうパンクはイヤっ!」という事で(そうはおっしゃってませんが)
ハイディビーをタイヤとチューブ交換でお預かりいたしました。
空気を入れた翌日にパンクしたとの事です。
まずはパンクしている前輪を外し、状態確認。
チェンシン製だからか、タイヤサイドの劣化は大丈夫でした。
しかし、チューブの内側が2cmほどパックリ切れてパンク修理剤がドバドバ・・・
過去にもパンクでチューブ交換したことがあるそうですが、
その時も修理剤は役に立たなかったみたいです。
おまけに以前溢れ出た緑色の修理剤をふき取っていないので
おぞましい状態です。まずは修理剤を洗い流さないと始まりませんねぇ。
キレイにした状態でリムバンドとニップルを確認します。
時々あるんですよ、リムバンドが切れてニップルのエッジでパンクする事が。
ちなみに後輪はリムバンドずれてました・・・(黒いのがリムバンド)
パンク対策でしょうか、リムテープを下に貼っていたので
パンクはしてませんでしたが、貼っていなかったら後ろもパンクしていたでしょうね。
話を戻して前輪です。今回はリムバンド、ニップル共に異常なし。
となると、空気入れ過ぎによるバースト?、いや、それならもっとチューブが破れて
修理剤がかなり飛び散ってるはず。
とりあえずチューブにパッチを貼って空気を入れ、水に浸けてみましょう。
あっ、コレだ!
シュワルベの英式チューブはこんなバルブ形状なのですが、
弁に修理剤の繊維が入り込み、弁に隙間ができているようです。(洗ったけど効果なし)
バルブキャップにも緑色の修理剤が付いているのはこのためですね。
空気が抜けているのに気づかずに乗って、リムでチューブを切ったんでしょうね。
パンクの原因となるパンク修理剤・・・う~ん。
さて、お客様ご指示のタイヤ、チューブを取り付けます。
タイヤ・・・IRC 「ブリロ(26×2.00)」
チューブ・・・パナレーサー 「スーパーチューブ」
タイヤはMTBのルックスやイメージを損なわない街乗り用ブロックタイヤ、
チューブは厚みを増し、耐パンク性能をアップ。
そしてリムバンドも交換。
上記タイヤ・チューブの組合わせで前輪6,000円、後輪6,500円ほどです。(工賃込)
ほかにIRCの「メトロ」やパナレーサーの「リッジライン」などもオススメです。
※標準装着のタイヤ・チューブをメーカーから取り寄せたら、もう少し高くなるんです。
これが作業前
これがタイヤ交換後です。
1.95→2.00とサイズ上は太くなっているんですが、
横のボコボコしたブロックが低くなりましたので実際の幅は細くなりました。
ほかにも車輪の振れ取りや、ベアリングのグリスアップ。
配線やブレーキワイヤーの取回し変更、前ブレーキの調整をして完成です。
子供乗せ自転車は安全が一番。
パンクが減るとイイですね。
垂水区のパンク修理なら出張OKですので、ご連絡くださいませ。