神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
ブレーキで摩耗した前輪リムの交換
2019年12月26日20代の方と「左利き」の会話をしていた時の事です。
「私も左利きですが、書くのだけは右に矯正されました」と言うと、
「あ~、昔の人はそうだったらしいですねぇ」と言われました。
確かにもう若くは無いですが「昔の人」にちょっとショックを受けました。
先週、パンク修理したチャイルドシート付電動自転車。
前輪リムが摩耗して結構危険な状態になっていたので
「早めに交換をオススメします」と報告した所、
交換を承諾いただきましたので部品を取り寄せておりました。
あんまり危険が迫っているようには見えないと思いますよね。
外して新品と比べてみましょう
私の撮影の仕方が悪いのか、状態の悪さが出なかったので
摩耗した左のリムに定規を置いてみました。
隙間が出来ている所が摩耗した部分です。
ブレーキを使っていると、「ブレーキシュー」と呼ばれるゴム部分が
削れて減っていくのは当然ですが、少しずつ金属も削れていきます。
上の画像のような状態になっていてもそのまま交換しないでいると、
ある日急にリムのブレーキ面が下の画像のように破断します。
※別にこの方に交換の提案を無視されて割れた訳ではありません。
走行中の破断はブレーキ操作が効かず大変危険ですので
もし、お店の方から「そろそろリムを交換しましょう」と言われましたら
早めに指示に従った方が安全です。(車輪ごと交換の場合もあります。)
「えっ、ホントに?(もしかして過剰整備?)」と思われたら、
違うお店でセカンドオピニオンしてもらうのも良いと思います。
特に20インチの子供乗せ電動自転車は、
その重量からの影響もありますが、小径ゆえ26インチ車よりも
同じ距離での回転数が多くなってしまいますので注意が必要です。