神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
チェーンに注油してますか?
2019年9月10日先週、ボケーっと食事してたら下唇を噛んでしまいました。
やった瞬間に「複数の口内炎になるな」と分かるくらい。
そして、今現在3つの口内炎が出来ていますが、
塗り薬(しみるけど)のおかげでピークになる前に治りそうです。
電動自転車のメンテナンスで1番大切なのは
2ヵ月に1回(理想は毎月)しっかりとタイヤに空気を入れる事。
で、次に大切なのが半年に1回くらいはチェーンに注油する事
だと私は思っています。
空気をしっかり入れて、時々チェーンに油を差してあげれば
国内メーカーの電動自転車はそんなに故障しないんですよね。
(もちろんタイヤ、ブレーキの消耗→交換はある)
でも、空気を入れるのでさえ、サボりがちになるのに
チェーンに注油する方なんて、ほとんどいないかと。
で、注油せずに4~5年ほど経った電動自転車がこちら。
パンク修理でお預かりして「ついでにチェーンに注油もお願いします」と
依頼されたのですが、チェーンやギヤ等の駆動系一式交換が必要な状況です。
上の画像、モーターギヤ(右)とテンションプーリー(左)間は
パナソニックでは60~70mmで指定しています(新車時は65mmぐらい)
72~75mmぐらいなら「おっ、結構伸びてるな」という印象。
こちらの自転車は80mmありました。
樹脂製テンションプーリーの比較です。
左が摩耗したもの、右が正常なもの。
全然違いますよね。
取りあえず今日は応急でチェーンの張りを調整して注油です。
注油するのはチェーン用のオイルを使用します。
まずは浸透しやすい左のスプレーを使用し、しばらく放置。
その後、より持続性の高い右のオイルを「チョンチョン」と塗っていきます。
「5-56」などの普通の潤滑スプレーはサラサラ過ぎて耐久性がほとんどないので
オススメしません。
チェーンを張り、注油したことでかなり良くなりましたが
走行中の「バキバキ音」は残ったままですし、早めの交換が必要なのも
変わりません。
お客様には早めの部品交換と、定期的な注油をお願いして終了しました。
で一息ついてたら、またパンク修理の電動自転車が。
ふーむ、これまた手ごわそうなチェーンです。