神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
パンク修理は本当に難しい
2019年8月29日天気予報をみると最高気温が30度にならなくなってきました。
暑い夏も終わりが近づいているようですね。
来年の夏はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック。
まだまだ課題がありそうで少しばかり不安です。
さて、パンク修理の自転車を塩屋方面に預かりに行ってきました。
お話しを聞くと、日曜日にパンク修理をしたらしいのですが、
次の日にはペチャンコだったとの事。
自転車屋に依頼したんでしたら「直ってねえぞコラ!」と言う権利は
あると思いますが、まあ色々ありますからね。
当然、私には「次は無いからな!」という暗黙のプレッシャーがある訳です。
という事で早速、状態確認から行います。
26インチとかのサイズ径でしたら、タイヤだけめくってチューブをペロンと
出すことも多いのですが、小径でタイヤが太い場合は
車輪ごと外しちゃった方が確実に修理できます。
さて、修理した場所はチューブの内側(車輪と接する方)でした。
これはKissmini、バビー、ビッケ、の持病とも言えるパンクですね。
チューブの内側が波打ってるのが見えると思います。
同じタイヤとチューブを使用するパナソニックのギュットアニーズは
あんまりこうならないので車輪(リム)に問題があるのかもしれません。
さて、空気を入れてみます。
あ~、修理した部分の端に穴がありますね。
2ケ所穴があって1つ見落としたのでしょうか。
修理した部分の上からさらに修理パッチを貼る事も出来るのですが
先ほど言ったチューブの内側が波打ってブヨブヨしている場合、
他の部分も穴が開く可能性があるので交換した方がいいですね。
このあたりの判断が難しく、私も多少のブヨブヨなら修理する事もあります。
今回は交換です。
使用されているチューブは通常の0.9mmから1.2mmに厚みを増して
耐パンク性を高めた肉厚品ですので同様のチューブを使用します。
IRCの同等品のチューブを使用します。
元々装着してあったチューブは(デザイン上の?)線が何本かあって、
なぜかそこがパンクする事を結構見かけます。(今回も)
IRCのチューブはこのような線が入っていないのでパンク修理の際も
作業がしやすいです。
さて車輪に装着する前に、傷んだリムバンドも交換します。
が、リムバンドの上からテープを貼って、厚みを稼いでニップルとの段差を
滑らかにするような対策がされていました。
が、どうせやるなら最初にテープを貼って、その上からリムバンドを装着した方が
対策としてはいいでしょう。
といった感じで作業完了しました。
単にパッチを貼って修理とか、チューブ交換するという事では無く、
原因を探り、出来る限り(次の)パンクをしにくいように作業しております。
という事を火曜に投稿したかったんですが、
時間が足らず木曜の投稿になってしまいました。