神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
「PAS SION-U 20」と「フロンティアラクット 20」を乗り比べる
2018年12月14日いや~あっという間にキャンペーン終わってしまいましたね。
使ってみると意外と簡単でしたよね。
さて今後、利用者は減るんでしょうか。定着するんでしょうか。
先日、「フロンティアラクット 20インチ」と「PAS SION-U 20インチ」
を乗り比べる機会がありましたので少しご紹介。
フロンティアラクット20
PAS SION-U
共にご年配の方向けのモデルですが、どちらも人気があり、
お問い合わせも多い2台を、私が「脚力の弱いご年配だったら」という
想定でちょこっと試乗しました。
短時間なのでバッテリーの持ちなどは比較できていません。
●発進のしやすさ
「PAS SION-U 」・・・グッと押してくれるパワー感あり。「強」は怖いかも
「フロンティアラクット」・・・発進は意図的に抑えてありマイルド
●坂道のパワー感
「PAS SION-U 」・・・グイグイ走ります。力不足は無い。
「フロンティアラクット」・・・パワー感は弱いが、不思議と疲れる感じは無い
●走行時の安定感
「PAS SION-U 」・・・小径車特有の前輪のフラフラ感はある。
「フロンティアラクット」・・・前に重量物があり、前輪駆動でフラフラしにくい
●取り回しの重さ
「PAS SION-U 」・・・全く問題ない。
「フロンティアラクット」・・・前輪を持ち上げないなら、同様に問題ない
●総評
20インチのコンパクトモデルは全長も短いために意外とフラフラして
乗りにくい面もあります。(24インチの「PAS SION-U 24 」にはない問題)
ヤマハの「PAS SION-U 」もパナソニックの「ビビ・L・20」も同様ですね。
実は今回試乗した「PAS SION-U 」はフラフラ対策として
ステムベアリング締付を強くして、ハンドル操作を「重く」しているのですが、
それでも「フロンティアラクット」の方がかなり安定していました。
「フロンティアラクット20」は膝にかかる負担をやわらげるため、
クランク長が120mmと極端に短い(「PAS SION-U 」は152mm)ため
「漕いでいる」というより「上下運動している」感覚です。
この(力をかけにくい)短いクランクで、急な坂道を登れるのかは
短い試乗では確認できませんでした。
「PAS SION-U 」や「ビビ・L・20」は普段から自転車に乗っていて、
小径で全長が短い自転車特有のフラフラも気にならない方や
急な坂道も多い方に、
「フロンティアラクット」は膝の悪い方や、最近自転車に乗っていなくて
急な坂道はあんまりない方の電動自転車デビューとしてオススメです。
男性の方は20インチだと小さ過ぎる事がありますので、24インチ版が
良いと思います。