神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
あの自転車を組み立てる
2018年9月10日最近「プリズンブレイク」をシーズン1から見直しています。
子供が寝てから1日1話ずつくらい。今は14話くらいかな。
内容もほとんど忘れているので毎回面白いです。
さて、先日入荷した重くてスペシャルな電動自転車をやっと組み立て。
みなさまお楽しみの開梱
じゃ~ん、業務用の電動自転車です。
自転車本体はそう重くもなかったけど、
キャリヤ、スタンド、カゴ等の付属品が重たい重たい。
総重量で35kgぐらいあるのかな。
まずは前輪から調整・組み付けしていきます。
一般的な電動自転車よりハブに水や埃などが入りにくいように
シールが強化されています。速度センサーは旧タイプの円盤です。
前ブレーキは強力なVブレーキ。
ステンレスリムにアルミリム用のブレーキシューの組み合わせ。
(パナソニックもだから)問題ないんだろう。
続いて後輪のチェックです。
振れ取りしていて気付いたんですが後輪のニップルは耐久性重視の
鉄製なんですね(前輪は真鍮)。スポークも鉄の12番。
そしてタイヤは通常の「24×1-3/8(幅約33mm)」では無く、
「24×1-1/2(約37mm)」でも無く、「24×1-3/4(約40mm)」でした。
こんなサイズ、入手性悪いでしょと思ったら、IRCの「足楽Pro」も出ていて
まああんまり困らないかと。
そして、なんと言ってもココ
内装3段変速かと思いきや、高速の「3」を無くした2段変速仕様。
変速レバーは「3」までありますが、組み付けると「2」までしか作動せず。
負担の大きい高速ギヤを無くす事で耐久性を高めているんです。
カゴも頑丈に固定します。
通常は2本ですが、6本でガッチリと。
そんなこんなで完成です。
スタンドやキャリアも頑丈過ぎるぐらい頑丈。
でも、1ヵ所弱い所があります。
このスイッチ、「電源」の部分が小さいので爪で押していると
破れて水が染みこんじゃうんです。
なんでこのスイッチ採用したの~。
あと、「ハンドル周りワイヤ結束組立説明書」が間違ってる。
ワイヤクリップAは形が違うし、ワイヤクリップBは2個ですよ。
もしメーカーの方がこれ見てたら直しておいてください。
でもまあ、普段お目にかかれない自転車なので色んなところが
観察できて楽しかったです。
ガンガン働いておいで~。