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ステンレスリムの雨天時制動力

2018年7月7日

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

まだまだ雨が降り続きますので不要不急の外出は控えましょう。

残念ながら今夜の「天の川」は関西では見れそうにないですね。

 

 

こんな天気の時には少しは役に立つ(かもしれない)自転車の話。

一般的なシティサイクルの場合、車輪のリムの材質は

アルミかステンレスの2種類です。(鉄やプラホイールも少数あるけど)

 

 

分かりやすい特徴でいうとこんな感じ

・アルミリム・・安い・軽い・加工が簡単

・ステンレス・・高い・重い・頑丈・高級感ある

 

 

これをブレーキの観点から見てみると

・アルミリム・・晴れの日◎、雨の日○

・ステンレスリム・・晴れの日◎、雨の日△(×に近い)

 

 

普段アルミリムの自転車に乗っている私からすると

雨天時のステンレスリムは前ブレーキ効かなくて怖い…

前ブレーキだけだと下り坂で減速しないです。

 

 

もちろんアルミリムも晴天時に比べたら雨天時は効きが落ちます。

晴天時が100なら雨天時60~70ぐらい。

しかし、ステンレスリムはもっと落ちるんです。

晴天時100なら雨天時35~45ぐらいまで。

 

 

なぜかというと、ブレーキ面(ブレーキゴムの接触面)の滑らかさが違うから。

アルミリムは拡大すると表面は意外と凸凹しているんです。

雨の日にはコレのおかげで効きの落ちを最小限に抑える事が出来ます。

(その分、雨天時のブレーキシューは紙やすり状態で減りが早い)

 

 

一方、ステンレスリムは表面がかなり滑らか。

晴天時はその滑らかさを利用してブレーキとの接触を最大限発揮できますが、

雨天時はどうしてもリムとブレーキゴムの間に水膜が出来ちゃうんです。

(晴天ならかなりグリップするけど、雨だと滑りまくるスリックタイヤみたい)

 

 

ステンレスリムでもブレーキ面をどれくらい研磨するかによって差が出ます。

下の画像はすべてステンレスリムです。

 

 

 

 

上のリムはピカピカしていていますね、これは雨天時に一番効かない。

他2つは結構荒めに研磨されているのでステンレスとしては期待できそう。

 

 

見た目はピカピカの鏡面仕上げがいいように思いますが、

安全面を考えるとザラザラしているリムを選択した方がいいですね。

 

 

そうそう、リムの材質が違えばブレーキゴムの材質も

アルミ用とステンレス用に分かれています。

交換時には正しいブレーキゴム(できればBAA対応品)を使用しましょう。

 

 

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