神川輪業ブログ BLOG

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中国メーカーの電動自転車修理

2018年2月18日

「ピルエットっていう電動自転車の修理をお願いしたいのですが」

とお電話を頂きました。

 

 

「ピルエット」と聞いただけで垂水区のどこにお住まいか大体分かります。

入居者プレゼントなのでしょうか、駐輪場はピルエットだらけ。

 

 

この自転車を入居者さんにプレゼントしようと考えた方はオーナーさん?不動産屋?

出来れば国産ブランドにしてあげてください。

自転車屋の私からすると「これはちょっと…」という所が多すぎです。

入居者さんの安全を守るのは私ではありませんので。

 

 

ご予算的に国産ブランドの電動自転車が無理なら

女性にはブリヂストンの小径車、男性にはクロスバイクなんか喜ばれるかと。

 

 

で、今回の自転車の「!」ポイントはご依頼を受けた場所以外に2ケ所

1つ目はフロントフォークをフレームに取付ける「ヘッドセット」のロックナット。

今まで触ったピルエットは全部緩んでました、

今回のはちょっと緩んでましたレベルでガタも無かったので締め付けて終わり。

 

 

緩むのは国産ブランドでもありますが(見た)全数緩むのはピルエットぐらい。

中にはネジ山が潰れていてどうしようもない物もありました。

その自転車、ねじ山が2~3山しかかかっていないんですよ。

 

 

そして次は後輪のナット

いや、ナットはいいんですがワッシャーが無い!。

 

 

これではきちんと固定できないでしょ。

 

 

さて、依頼があったメインの症状は「電源は入るけどアシストしない」というもの。

整備マニュアルの無い自転車はここが苦労しますね。

 

 

テスター片手に電圧測って1つずつ見ていき、

カプラーや配線の確認も。

 

 

今回は最終的に原因も分かって修理出来ましたが

中国製の電動自転車は部品の手配がしにくかったり、出来なかったり。

そもそも合法では無い車両もあり、基本的にはお断りする案件ですので

購入したところへご相談下さい。

 

 

最後に。

作業終了後の試乗時、ハンドルの締付が弱くハンドルがグリン!

 

乗ってる方には申し訳ないのですが

この自転車は怖い!

 

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