神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
ナット緩みによる変速不良、その2
2018年1月19日「ペダルを踏むと空回りすることがあるので見てもらえますか?」
そう言って持ち込まれたのは2016年モデルのギュット・DX
なんか先週と同じ流れですね。ブログ見て来店されたのでしょうか。
購入から1年半との事。
4時間ほどお時間を頂きましたので早速試乗して症状確認。
フムフムなるほど、これね。
まずは変速ロッドの位置確認。
3~4mmほどズレてる。
これも原因の1つだけど、他にもありそうなので
変速ユニットまで外してみました。
原因発見、ハブ軸にガタがあります。
これも先週同様、変速ユニットを固定している玉押しのナットが緩んでいました。
一応ユニット内部も確認しましたがこちらも問題なし。
元に戻して変速ロッドの位置調整を行い、走行確認して完成です。
こちらは別の修理です。
中国製電動自転車の前輪リム交換。
なんと#12スポークに#12のニップルの組み合わせ。
子乗せ電動自転車の後輪でも#12スポークに#13のニップルですよ。
前輪ならより細い#13スポークに#14ニップルでいいのに…
※数字が少ない方が太い、スーパーカブの前輪も#12
新品リムのニップル穴を1mmほど拡大し、組み直しました。
ギュット・DXの方は先週の件が無ければ変速ロッドの調整だけで
お渡ししていたかもしれません。
リム交換は補修部品として#12ニップル用のリムなんて、
一般的ではない部品なのでどこも在庫なんてなかったでしょうね。
他にも事故修理の件で加害者さんが「(費用)そんなにすんの?」的な
電話があったりと色々あった1日でした。