神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
後輪ハブナット緩みによる変速不良
2018年1月12日「ペダルを踏むと空回りする事がある、変速もおかしい」
そういって持ち込まれたのは内装3段変速の電動自転車でした。
店先で簡単に診断しただけでも後輪にガタがあるのが分かったので
「変速機も含めてチェックしたいのでお預かりしても良いですか?」
とお伝えし、1日お預かりしました。
後輪外そうとしたらハブナットが手で回せるくらい緩い。
後輪外したら次はローラーブレーキの固定ナットも手で回りました。
ローラーブレーキを外すと左の玉押しナットも手で緩み、
スプロケット側のロックナットも手で…。
後輪を構成するすべてのナットが手で緩んだのは初めてです。
内装変速ユニットも損傷あるかなと思い全部外して確認しました。
変速ユニットまで破損すると1万円以上の修理代ですからね。
結果は変速ユニットは大丈夫。
全ての部品をキチンと組みなおせば出来上がりですね。
ハブナットが緩んだことで、どんどん広がっていったんでしょうね。
ハブナット、前輪はそうでもないけど後輪は意外と緩みます。
規定トルクで締めつけていても(それよりも多少締め過ぎても)緩む個体もあります。
私はスタンドの影響だと思っています。
スプリングの力で「ガンッ」って上がる衝撃の積み重ね。
こういう事を防ぐにはやはり定期的な点検が1番です。
異常を感じたらすぐにでも、
異常なくても1年に1回はお近くのお店で点検を受けてくださいね。
購入から2年3年と経つと修理が必要な箇所って結構あります。