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パンク防止剤を入れて数年経つと

2017年11月4日

昨日点検でお預かりした自転車、前後ともパンクした状態でした。

 

 

とりあえず虫ゴムを見てみようとバルブを外してみると、

ひどい状態。

 

 

1番右が正常なバルブです(虫ゴムが付いた状態)

その次が虫ゴムを外したバルブ。

黄色くて短いのがパンク防止剤によって溶けた虫ゴムと腐食したバルブ。

1番左も同じですね(黄色いのが前輪、左が後輪です。)

 

 

タイヤにも亀裂があったので残念ながらパンク修理では対応できず、

タイヤとチューブを前後ともに交換となりました。

 

 

知っている方は自転車購入しても「パンク防止剤」は断る方もいらっしゃいますが、

それ以上に知らない方が多くこのような修理が結構あります。

 

 

是非、知り合いの方にも教えてあげてください。

「パンク防止剤は入れない方がいいよ」と。

 

 

私はこの「緑のパンク防止剤」で助かった方を未だに見ていませんし、

たぶん良心的な自転車屋さんではオススメしていないと思います。

個人的にはガソリンスタンドの「水抜き剤」と同じレベルで必要ない物だと思います。

 

 

毎年チューブを交換して、その度に「パンク防止剤」を新しく入れるんでしたら

まだいいのですが、普通はパンクしなかったらあえて交換なんかしませんよね。

 

 

そうすると、早ければ2年程でバルブが腐食し、パンクします。

パンク防止剤が原因でパンクします。

 

 

これを進めてくる店員さんは

「パンクしても穴が塞がりますので入れておいた方がいいですよ」と

優しい言葉で言ってくるでしょう。

 

 

でもね、「チューブには空気以外入れたらダメ」と私は思います。

 

 

これでもまだ「パンク防止剤」入れますか?

 

 

 

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