神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
丈夫なタイヤ・チューブでも空気を入れないと・・・
2016年9月26日一般車のチューブには0.8㎜厚の物と、1.2㎜程の肉厚チューブがあります。
厳密には他にも種類があるのですが、0.8㎜か1.2㎜の場合がほとんどです。
もちろん、厚みのある1.2㎜の方がパンクに強いです。
強いといっても画鋲やガラス、釘などの貫通パンクではほとんど同じです。
差があるのは「揉まれ(擦れ)パンク」に対してです。
1.2㎜の方が空気の透過性も低いので空気が抜けるスピードも遅いですが。
空気が適正に入っているときにはタイヤとチューブはほぼ密着しているので
お互いが擦れあう事はありませんが、空気が抜けてくるとタイヤとチューブが
密着が弱くなり擦れてしまいます。
タイヤとチューブ、ケンカして負けるのはやっぱり厚みの薄い方なので
やがてチューブに穴が開きます。
0.8㎜と1.2㎜の差は「穴が開くまでの時間の違い」と言えます。
肉厚チューブだからと言って空気入れを忘れていると下の画像のように・・・
0.8㎜よりパンクに至るまでの時間が長いので削れる量も多くなります。
ここまで削れてしまったらパンク修理では対応できず、
チューブ交換となってしまいます。
理想は月に1回の空気入れですが、2か月に1回でもほとんど問題ないので
しっかりと空気を入れてあげましょう。