神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
英式バルブで空気圧は分かるのか実験しました
2016年5月21日私は普段、お客さんの自転車に空気を入れる時、
圧力計付きの空気入れで入れております。
コンプレッサーで「ピュー」って入れた方が楽で早いんですけど、
でもそれって空気圧が「勘」になるんですよね。
正確な空気圧は分からない。
で、圧力計付きの空気入れで英式バルブに空気を入れてるんですけど、
メーター通りに3気圧入れたつもりでも実際には入らないです。(虫ゴム通過時の損失)
そこで経験と勘の補正を行い、4気圧ほど入れてました。
今回、ブリヂストンの「空気ミハル君」(バルブ左側)を使い検証してみたいと思います。
電動自転車の4.5気圧用です。赤いのが見えなくなるまで空気を入れると
4.5気圧入ってますよという便利なアイテム。
採用自転車はコストのせいか年々減っているような気が…もったいない。
空気を抜いて4.5気圧まで入れていきます。
圧力計は4.5気圧を指していますが、空気ミハル君はまだ赤い部分が見えます。
見えなくなるまで入れたら6気圧を少し超えました。
英式バルブの場合、圧力計表示の75%ほどしか入っていないようです。
次に虫ゴム部分を外し、パナレーサーの米式アダプター(左側)を使い空気を入れます。
これは英式バルブを、車やバイクと同じ米式に変えてくれるアイテムです。
さて、結果は…
おおっ、空気ミハル君の赤い部分が消えた。
空気入れと空気ミハル君の誤差もほとんど無い。
どちらも正確と言っていいんでしょうね。
最後に英式の「スーパーバルブ」(下記画像右側)に交換してみます。
「スーパーバルブ」は虫ゴムの劣化も無く、空気の抜けも遅くなるという物です。
何種類かありますが機能は同じ。ただ当り外れも多いので私はブリヂストンの
「スーパーバルブ」をオススメします。
英式バルブよりも空気入れがしやすいです。
抵抗が少ないんでしょうね。
これも好成績。
米式バルブアダプター使用時とほとんど同じですね。
結論。
私の補正値で良かった。
英式バルブでも、空気圧計が無いよりはあった方が全然いいです。
虫ゴム通過時の損失分をちょっと多く入れる必要があるだけ。
きちんと空気圧を管理したい場合には米式バルブに変えて、
お手軽に管理したい場合はスーパーバルブという選択もいいと思います。
数百円ですしね。
ただし、圧力計付きの空気入れは必要ですが…