神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
車いすの自動ブレーキを修理する
2024年4月26日1歳児のイヤイヤ期が始まった。
今の所は車や自転車のチャイルドシートを拒絶するだけですが
背中を反らせて「イヤー」と拒否する時の力は本当に1歳児か!
と思います。まっ、お互いにイライラしないように、
出来るだけ寄り添っていきます。
さて、介護施設さんから「自動ブレーキ(右)が作動しないので見てくれ」
とご依頼がありました。
自動車の自動ブレーキとは全くの別物で(そりゃ当然)、
車いすの駐車ブレーキをかけ忘れ、使用者さんが立ち上がった時に
自動的に車輪のロックがかかり、転倒を防ぐという代物です。
で、この自動ブレーキは調整(していい)範囲がかなり少なく、
部品交換等の場合は車いすごとメーカーに送る必要があるのです。
「私が出来るのはブレーキワイヤーの取り回しとか、
外からのチェックくらいですがよろしいでしょうか」と返答し
お預かりさせていただきました。
座面のユニットやワイヤーの取り回し、動きはOKでしたが
ロック側の歯が上手く動いて噛み合っていません。
それに問題ない左車輪側よりもかなりグラグラしています。
原因解明のため、リンク部分のカバーを外してみました。
(これはメーカー的にはNGなのかもしれない)
画像赤丸部のボルトが緩んでいました。
カバーのおかげで抜け落ちる事は無かったです。
これでダメなら何らかの部品交換が必要になるだろうからと
緩んだボルトを締めなおしてみると自動ブレーキ作動しました。
介助ブレーキのワイヤー調整やタイヤの空気圧調整も行い
1台目の作業は終わりです。(実は2台お預かりした)