神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
今週の「ベロスターチェーン」案件
2024年4月2日ご近所のパチンコ屋解体も大詰めに近づいたのか、
タワーパーキングの解体が始まっております。
鉄骨を降ろす(落とす?)際に時折物凄い音がします。
解体作業の皆様、どうかご安全に。
さて、急なお持込みでパナソニック「ベロスター」2021年(頃の)
モデルが修理入庫しました。(自転車は入庫出庫は使わない?)
ベロスターと言えば「あっ、チェーンだろな」と予想するのですが、
今回もやっぱりチェーンでした。
ただ、おなじみの「チェーン外れ」ではなく、
不具合の多いフリーホイールの回転もとてもスムーズ。
今回の問題はモーターユニットに固定されているはずのテンショナーが
なぜかディレーラーと一体化して潰れている事。
固定ボルトはどこ行った?
テンショナー固定ボルトが外れた事が原因かもしれませんが、
最近、駆動系から「ガチャガチャ」音が出ていたという事も
おっしゃっていたのでモーターギヤ↔テンショナーで
摩耗したチェーンがグシャと詰まってクラッシュした際に
テンショナーが外れたのでしょうか(外れた事は一度も見た事ない)
原因不明とはなりますが、やる事はいつもと同じ5点セット交換に
ディレーラー交換が追加されます。
新車買うより修理の方が安いけど、3年おきくらいに5点セット交換は
大きな出費ですね。
ギヤやチェーンが摩耗してくるとお互いの噛み合わせが悪くなり、
チェーン詰まりなどでテンショナーが曲がる事が多いです。
あえてテンショナーを弱くしてダメージを最小限にしている
(なってないけど)のかもしれません。
強度UPしたテンショナーがあるとしたら、固定しているモーターハウジング
が割れる可能性が非常に高いので。
垂水区にお住いのパナソニック「ベロスター」ユーザーの方、
出来る限り軽めのギヤを選択し、適度にチェーン注油。
走行中にモーター付近から「ガチャガチャ」音がしたらお早めに
購入店か当店までご連絡くださいませ。
当店でも出来る限りの対応をさせていただきます。