神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
自分の電動自転車(ベルト駆動)をメンテナンス
2023年3月21日垂水区に「七曲り」と呼ばれている道路があるのですが、
最近、信号のタイミングが変わったようで渋滞が出来る事が
増えてきました。(潮見が丘→名谷町交差点まで)
今までの切り替えタイミングに戻せないものでしょうか。
さて、通勤(と試乗用)で使用している私の自転車の後部から
異音がするようになってきましたのでメンテナンスを行いました。
異音の場所は後輪ハブの右側から。
ペダルを漕ぐのを止めたらキューキューという音がします。
場所はすぐに特定出来まして、「防水キャップ」という樹脂部品です。
図でいうと23番ですね。
年数が経ってくるとキャップの固定力が弱くなり、「キュッキュッ」
とか「キューキュー」という擦れる音がします。
通常のチェーン車であれば、後ギヤを外せば簡単に交換できるのですが
内装3段ギヤのベルト車のプーリーを外すのにはかなりの手間が必要。
なので今回はどこまでお手軽に出来るかやってみます。
まずは後輪ブレーキを外し、図19と20のナットも外して変速ユニット(図1)を
ハブから抜き出します。
お手軽ではないですが、これでもねじ止めされているプーリーを
外すよりは短時間で出来ます(慣れてるなら)
で。次に図2~5番の部品を外すと防水キャップ(A)が交換できました。
ただ、もう1つの防水キャップ(B)24番はプーリーを外さないと無理ですね。
さて、防水キャップ交換ついでに錆びていた後ブレーキも交換します。
後ブレーキ交換の場合、当店では100mmフィンをおススメしていますが
この自転車は回生ブレーキで後ブレーキの負担が少ないので
今回はキレイな中古品(90mmフィン)と交換するだけです。
表側: 機能に問題はないのですが見た目が…
裏側: グリスが飛んで汚れが付いてますね
メンテナンス最後はベルト交換です。
去年ぐらいからベルトの端にささくれが出ておりましたが
耐久性の確認(進行するのか、破断するのか)のために放置していました。
(5年は使ったけど最後まで走行に影響でなかった)
チェーン車はチェーンのピンを抜いたり、クリップを外したりして
繋がっている部分を外せますが、ベルトはそんな事できないので
自転車側で外せるようにしてあります。
工具を差し込んでいるボルトを外すとベルトが通る隙間が
なんとかできるので新品と交換します。
さて、今回作業した箇所をそれぞれ難易度でいうと
・後ブレーキ交換:難易度☆☆ 後輪外せたら後はeasy
・ベルト交換:難易度☆☆☆ 6角ボルトをナメないように集中
・防水キャップ:難易度☆☆☆☆☆ 部品代数百円ながら作業多い
防水キャップのキューキュー音が無くなったくらいで
作業前後で特に変化も無いので満足感はあまりありません。
とは言え、不具合出ない内に対処するのも大切ですので
気になる部分がありましたら早めにお近くの自転車店へGo!