神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
セカンドオピニオン的な修理
2023年3月8日自動車保険の件で保険会社に電話して色々教えて貰ったのですが
私が「ああそうなんですね、ありがとうございます。」と言うと、
相手の方は「いえ、とんでもない事でございます」と。
会話の中でこのやり取りが何回かあって、「あれ?違和感があるけど
この言い方が正しい?」と契約内容が入って来なかった。
さて、「走行中にカタカタ音がする」と修理ご依頼。
お話を聞くと、先週他のお店でチェーンに油を差してもらったけど
改善してないとの事です。
ふむ、それじゃ見てみましょう。
ペダルを回してみると後ブレーキから「キッキッキッ」
と周期的な音とブレーキの引きずりがあります。
ワイヤーは張り過ぎておらず、遊びも適正にあるので
本体側の問題です。(経年劣化か熱によるダメージか)
後ブレーキの交換の了承を得たので
早速作業開始です。
作業して気付いたのですがタイヤの方向が逆向き。
まあ、影響はほとんどないでしょうけど。
あと、スポークが1本折れてたので追加交換します。
10年頑張った後ブレーキ、放熱フィンには飛散したブレーキグリスと
汚れが付着し真っ黒です。
これでは放熱は出来なかったでしょうね。
(高温になってグリスが抜けたのかも)
新しいローラーブレーキの装着完了。
100mmフィンのローラーブレーキ在庫してて良かった~。
(90mmフィンだと子乗せ車には厳しい)
そうそう、反対方向に組まれていたタイヤ、
サイドのゴムがかなり薄い(ほぼ)スキンサイドでした。
標準装着のタイヤと同パターンなので見た目は一緒ですが、
負担の大きい子乗せ電動自転車の後輪には当然向いておらず、
タイヤの横に×印みたいな劣化が始まっていますね。
初期の「ハイディビー」なんかは、この(ほぼ)スキンサイド
によってパンクが多かったです。
今回は上手く対応出来ましたが
毎回出来る訳ではないのが難しい所です。