神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
当店の電動自転車の組み立て方
2022年2月26日今朝、子供の病院に行ってきたのですが
8:30からのWEB予約開始を4分遅刻したら118番目!
凄い人気ですね。
病院に行った時でも80番目の方の診察中でした。
先週末に出た症状もやっと治まり一安心。
ヤマハの2022年モデル「PAS CITY-C」が入荷してきました。
当店では「より楽に、より軽く」ご使用していただくために
メーカーさんで組み立てたばかりの新車でも色んな部分に調整を
加えております。
取り回しの良さとスタイリッシュな見た目で人気のCITY-C、
入荷時からほぼ完成状態なので、
あとはハンドルを真っすぐにして終わり!
とはいきません。
梱包を解いて、キズのチェックをしたら前輪を外します。
タイヤも外して、車輪の振れ・ベアリングの調整を行います。
グリスがベッタリ付いたままだと埃も付着しやすくなるので
拭いてあげます。
まずは専用工具に装着し、振れが出ている場合には
スポークを締めたり、緩めたりしながら調整します。
振れ取りの後はベアリングの状態確認です。
潤滑グリスはたっぷり入っているか、締め付けは適正か
を見ていきます。
(今回はグリス補充+締め付けを少し緩めました)
これで再びタイヤを装着したら前輪完成です。
という事は当然後も…
やる事は前輪と同じですが、後輪は変速機が
付いている場合が多いのでその分チェック項目も増えます。
後輪の作業が終わったら車体に取り付け、チェーンの
調整に入ります。
まずは上の画像をご覧ください。
赤丸部の突起がモーター近くにあるカバーで、
緑丸部がチェーン適正の上限(張り方向)です。
本来、緑丸は赤丸よりも右側に居なきゃいけないのですが
新車時は張り過ぎの場合が多いです。
チェーンを張っているネジを緩め、上限よりですが
何とか適正範囲内です。
本当は適正範囲中間よりもちょい緩めが好きなのですが、
限界まで緩めてやっとこれなので我慢しましょう。
チェーン調整が終わっても、ブレーキの調整、
配線の取り回し、変速確認、レバーの角度調整などなど
かなりの部分に手直しが入ります。
こういった作業、別にしなくても走るんですよ。
ハンドル真っすぐにして空気入れて終わり!なら5分で済むし。
でも「より楽に、より軽く」乗っていただきたいので
当店で販売する自転車には1台1台時間をかけて調整しながら
組み立てております。
次回は「PAS Withのスポーク折れ修理」を
アップしたいと思います。