神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!
5年目の点検
2021年9月27日2014年の9月9日にオープンして7年が経ちました。
小さいお店なので「〇周年記念セール!」とか「創業祭!」とか
は全然するつもりもなくお祝いの食事も無い普段通りの営業でした。
とは言え、10年20年経ったら考えようかな。
さて昨日、2016年モデルのパナソニック「ギュットミニ」を点検で
お昼過ぎまでお預かりしました。
気になる点は特にないけど、登り坂でチェーンの音が出るとの事。
受付時にちょっと確認しましたがチェーンの固着自体はありません。
注油で改善するか見てみましょう。
他には前タイヤ、前ブレーキシューが摩耗していましたので交換します。
点検はどこから始めるという決まりはないのですが、私は前部から
する事が多いですね。ハンドル、前ブレーキ、車輪の振れ、締め付け
灯火類、ベルの確認など。そしてフレームやワイヤー類を見ながら
中央部のペダル、サドル、モーターの固定、チェーンの張りの確認とか。
でチェーン。
まずはケースを外して張りが適正か確認します(乾いてサビてるのは見ればわかる)
パナソニックの場合、モーターギヤ(右)とテンションプーリー(左)の間隔が
60~70mmが適正とされています。で測ってみたら72mmくらいでした。
70mmと72mmじゃそんなに変わらないと思われるかもしれません。
実際に新車時で70mm、今が72mmならほぼ問題ないのですが、
パナソニックの新車、出荷時にほぼきっちり中間の65mmで調整されてます。
つまり65→72に7mmほど広がっているんです。
チェーン、ギヤもかなり摩耗しているので要交換に近い状態でしたが
今回は注油及び、張りを67mmに調整で済ませました。(次は交換です)
で後部のチャイルドシート・キャリヤ締付確認、ブレーキグリス補充、
変速確認などを行い、最後に走行チェックして終了です。
皆さんの自転車、チェーンはどんな感じでしょうか。
ちなみ注油不足のチェーン、メーカーによって症状が多少違います。
パナソニック・・錆びやすいが固着しにくいので坂道以外は気にならない
ヤマハ/ブリヂストン・・錆びにくいが固着しやすく平地でも異音出やすい
他にも7段とか8段の外装変速はもっと注油に気を使う必要があったりしますので
気になる部分があるなら早めにお近くの自転車店へゴーです。