神川輪業ブログ BLOG

神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!

再修理の依頼

2020年2月29日

トイレットペーパーやティッシュペーパー、

キッチンペーパーなんかも品切れになっているんですね。

デマだと分かっていても、「一応買っとくか」が

みんなに伝染したのでしょうか。

こんな時こそ情報をしっかり確認して、落ち着いて行動ですね。

 

 

 

さて、昨日(だったかな)

「以前修理でお世話になった者ですけど、

後ろブレーキの調子が悪くて他店で見てもらったけど

改善しなかったので見てもらえますか?」とご依頼がありました。

 

 

お電話を受けた翌日にお預かりに行き、詳細を確認。

後ブレーキの音鳴きで修理に出して、「何か」を塗ってもらって

終わったそうです。(が改善していない)

 

 

「何かを塗った?」「ローラーブレーキグリス?」

 

 

後のローラーブレーキの整備をした事がある方は分かると思いますが

普通は「塗った」という表現はしません。

なんでしょうね。

 

 

その場で試乗し、「ブレーキグリスを入れて改善すると思いますが

とりあえず確認してみます」とお伝えし持って帰りました。

 

 

今回、画質が悪いです。すみません。

(子供にカメラを取られていたのでガラケーで撮影)

 

 

作業前はこんな感じ

 

 

 

 

PASバビーアンなのですが、このままでは

ブレーキグリスを補充できないので後輪を外します。

電動自転車の中でも外す箇所が多く、整備性は良くない。

ヤマハさん、ここは要改善だと思いますよ。

 

 

で外した後輪がこちら

 

 

 

 

ホントにブレーキグリス塗ってありました!

 

 

たぶん、後輪外さずに作業して補充した(つもり)んですけど

ブレーキ内部には全然届かなかったのかなあと予想。

 

 

まずはキレイにしましょう。

 

 

 

 

黒いキャップを外してグリスを入れますが、

入れる際に必要な道具があります。

 

 

それは「キッチンスケール(はかり)」

(もちろんローラーブレーキグリスも)

 

 

なぜかというとブレーキ内には5~10gの

専用(←ここ重要)グリスが入っています。勘ではなくきちんと確認しながら

補充しなきゃいけません。(車輪を回転させながら)

 

 

ちなみに補充量が少ないと音鳴きが改善しない、

多すぎるとグリスがはみ出してきたり、効きが悪くなったりします。

 

 

 

 

注入前の重量は53g

5~6g補充狙いで行きましょう。

少ない分には(また後輪外すのが面倒だけど)足せばいい。

けど、多すぎたら抜くのは至難です。(交換したほうがてっとり早い)

 

 

 

 

ほい、5g入れました。

最終的にはあと少し入れて、表示上は6g補充しました。

 

 

グリスの補充を言葉で表現するなら「注入」が正しいと思います。

ノズルをある程度深く入れないとブレーキ内に入っていきませんので。

「(グリスを)塗る」という表現は後ブレーキでは(私は)しません。

 

 

作業後、試乗してグリスをなじませ音が消えていればOK。

(グリスが馴染むまでにはある程度時間がかかります)

 

 

配達してお客さんに

「1週間ほど乗ってみて下さい。音がまだするようでしたら

もう2g程追加補充します。」と説明して完了しました。

 

 

自転車によっては後輪を外さなくても注入できる事もありますが、

今回はいろいろと手間がかかってしまったので、

(ローラーグリス補充の)費用としては高くなってしまいました。

 

 

お客さんに「(他店修理時より)高くなってると思いますが…」と言ったら

そんな事は無いそう。

 

 

えっ、直ってないのにもっと高かったの~?