神川輪業ブログ

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神川輪業スタッフによるブログ。自転車屋の日々を発信しています!

本日、2/1(木)は17:00までの営業とさせていただきます。

 

当店は小さい店ですが

年に10個近くは電動自転車の手元スイッチを交換します。

 

 

で、そのほとんどはヤマハ(とそれを使ってるブリヂストン)のだったりします。

 

 

このスイッチですね。

2011~2012年頃のヤマハ/ブリヂストンに採用されてました。

これの1つ前のLED表示のスイッチもよく交換したけど、

最近は乗り換えも進んだのかあまり作業しませんね。

 

 

このスイッチ、ほとんどが「電源」と書いてあるところが破れます。

そこに雨などで浸水し内部基盤が壊れスイッチ操作に反応しなくなります。

 

 

メーカー曰く、「ボタンが小さいので爪などで押してしまう事が原因です」との事。

確かに以降のスイッチは少し大きくなりました。

 

 

最近はスマホみたいにスイッチごとすっぽり覆うシリコン製のカバーも

市販されていますので気になる方は対策した方がいいです。

 

 

だって、(液晶表示の)スイッチ交換って高いんですよ。

部品代でほぼ1万円、それに作業工賃ですから。

 

 

電動関係の修理費用は

モーター→バッテリー→スイッチ→LEDライトという順です。

 

 

便利ですけど電気関係の修理費用はやっぱり高めですね。

 

「バック拡げ」という自転車用の工具があります。

自転車業界でも賛否両論の工具ですね。

私は使わないので持っていません。

好き嫌いで言うなら嫌いです。

 

 

今日はその適切に使われていない「バック拡げ」についてのお話しです。

(何回か過去に書いてますけど)

 

 

昨日、「後タイヤがバーストした」という依頼で修理引取りに行きました。

女性のお客さんだったのですがホントにバーストしてました。

 

 

その時にまず気付いたのがタイヤの方向性が逆だった事。

(パナソニックの自転車にブリヂストンロゴのタイヤがついているので

1度はタイヤ交換したという事です)

 

 

まあ、このタイヤは方向指定まではしてないのでそんなに影響はないでしょう。

 

 

ここからが本題、車輪を外す時にいつもなら固定しているナットを2~3回転くらい

工具で緩めてあげれば、後は手で緩むんですけどこの自転車はそれが無い。

 

 

緩めたら妙にフレーム後部が広がっている訳です。

拡がったという事はフレームが曲がったって事で意外と大きい問題です。

 

 

証拠が残ってました。

 

 

おそらく「バック拡げ」を使ったんでしょうね。(インパクトレンチでガガガっと)

リンク先のホームページにも目立つようにこう表記されています。

「アルミフレーム、電動車・ベルト車・外装変速機の自転車には使用しないでください。

また、小径車などのチェーンステーが短い自転車には…」

 

 

そして、私が作業している自転車はアルミフレームの電動車です。

 

 

さらにこの作業を行った自転車店があの…、

そう多くはない垂水区の自転車屋、ここで公表するのはやめておきましょう。

 

 

ですが、納車時の取扱説明もあまりしない、

タイヤは逆につけ、フレームを壊す、そういうお店がある事は事実です。

 

 

影響が少ないとしても歪んだアルミフレームは元に戻りません。

自転車屋が楽したいために自転車を壊す。

情けない話です。

 

 

皆さんも是非「バック拡げ」、検索してみて下さい。

 

 

通販ページに掲載している商品の在庫を

最新版に更新いたしました。

 

 

自転車はコチラ→ご注文ページ

パーツ・用品はコチラ→パーツご注文ページ

 

 

新しく「パーツ・用品ページ」も出来ました。

商品も少しずつ増やしていきます。

※パーツ・用品は垂水区内限定配達とさせていただきます。

 

 

 

2月3月になるとメーカー在庫が無く、1ヶ月以上お待ちいただく場合があります。

通学用の自転車や通園用の電動自転車等はもお早目のご注文がいいですよ。

 

 

今日の神戸、この冬一番の寒さだったんじゃないでしょうか。

 

 

お店の試乗用電動自転車で通勤している私は現在、

色々と確認しながら乗っています。

 

 

今日は「ビッケグリ」を使いましたが、電源を入れると

「低温保護モード」になっていました。

※温度による保護モードはパナソニックもヤマハもある(表示はない)

 

 

まあ、ここまでは今までもなっていたのでアシスト力が

少し落ちるのは分かっていたのですが

今日の気温ではブレーキ時の回生充電も作動しませんでした。

 

 

説明書にも著しく低温または高温の時には回生充電は

作動しませんと書いてあるので知ってはいたのですが

気温0度前後では作動しないんですね。

 

※このオレンジランプが温度(高温でもなる)による保護制御が入っている状態

 

いつもは回生充電でモーターとバッテリーの温度を少しでも上げて

保護モード解除を狙っているのですが、残念ながら今日は無理。

 

 

少し遠回りして傾斜の緩い通勤路を選びましたが、

それでもきつかったです。

お店の前50mになってようやく回生充電は回復しましたが

低温保護モードは結局解除せずでした。

 

 

バッテリーは外して10度以上ある所で保管していれば

朝からフルパワーで動いてくれますので皆さん、冬季はバッテリーも

外して家に持って帰りましょう。

 

 

駅に駐輪している、買い物で1時間ほど停めている時など、

バッテリーを外せない場合はしょうがないです、諦めましょう。

 

 

私の帰路は店内にバッテリーを置いておいたので

保護モードでは無くフルパワーで帰れます。

 

 

でも、満充電したので回生ブレーキが使えないのは朝と同じ…